複数のExcelファイルから特定の列(例えばA列)にある数値を集計する場合、SUMPRODUCT関数を使うことができます。しかし、複数のファイルにまたがる集計を自動化したい場合、マクロを使って効率的に作業を行う方法もあります。この記事では、SUMPRODUCTを使った集計方法と、開発タブを活用してマクロを記録し、ワンクリックで集計する方法を解説します。
1. SUMPRODUCT関数で複数のファイルから集計する
SOMPRODUCT関数は、複数の範囲を指定して計算することができる非常に便利な関数です。ファイル1、ファイル2、ファイル3それぞれのA列にある数値を集計するために、以下のように使用することができます。
=SUMPRODUCT([ファイル1.xlsx]シート1!A2:A10,[ファイル2.xlsx]シート1!A2:A10,[ファイル3.xlsx]シート1!A2:A10)
この式では、各ファイルのA列の数値を集計することができます。注意すべき点は、対象のファイルが開かれていることです。もしファイルが閉じていると、SUMPRODUCTは動作しません。
2. マクロを使って集計を自動化する方法
マクロを使うと、複数のファイルから集計する操作をボタン一つで自動化できます。マクロ記録機能を使用すると、手動で行った操作を記録して、後でその手順を繰り返すことができます。
- 「開発」タブを有効にし、「マクロの記録」をクリックします。
- 記録が始まったら、必要な操作(ファイルの選択、データの集計など)を手動で行います。
- 記録を停止し、「マクロの実行」をクリックすることで、記録した手順を実行できます。
これにより、同じ手順を毎回手動で行わなくても、ワンクリックで集計を行えるようになります。
3. 注意すべきポイント
複数のファイルにまたがる集計を行う際、Excelが参照しているファイルが閉じていると正しく集計できないことがあります。必ずファイルが開いていることを確認しましょう。また、SUMPRODUCT関数で集計する際は、対象のセル範囲が一致しているかどうかにも注意が必要です。
4. まとめ
複数のExcelファイルからのデータを集計するためには、SUMPRODUCT関数を使用する方法が一般的ですが、マクロを使って作業を自動化することで、作業効率を大幅に向上させることができます。特に毎回同じ集計作業を行う場合、マクロを活用することで時間の節約が可能です。ぜひ、この方法を活用してみてください。


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