PowerPoint for Macを使って作成したプレゼンテーションをメールで送信すると、文字のフォントが変更され、字の位置がずれてしまう問題に直面することがあります。これは、PowerPointで使用したフォントやレイアウトが、相手のPC環境に依存しているためです。この記事では、メール送信時に文字やレイアウトが変更されないように固定する方法を解説します。
1. フォントの埋め込みを確認する
PowerPointで使用しているフォントが、相手のPCにインストールされていない場合、メールで送信した際にフォントが変更されることがあります。これを防ぐために、PowerPointには「フォントを埋め込む」機能があります。この機能を使うと、他のPCでも同じフォントが表示されるようになります。
「フォントを埋め込む」設定をする方法は、PowerPointの「ツール」メニューから「オプション」を選び、「保存」タブ内の「ファイルの保存方法」にある「フォントを埋め込む」を選択します。これにより、使用したフォントがファイルに埋め込まれ、他のPCでも同じフォントが表示されます。
2. 画像として保存する
もしフォントやレイアウトのズレを避けるために、スライド全体を画像として保存する方法もあります。これにより、どのPCでも見た目が変わることなく、元のデザインをそのまま保持できます。
PowerPointからスライドを画像として保存するには、スライドを「ファイル」>「名前を付けて保存」から「PNG」や「JPEG」形式で保存します。これを行うと、画像として送信でき、受け取った側でフォントやレイアウトが変更されることがありません。
3. PDF形式で保存する
もう一つの方法は、PowerPointプレゼンテーションをPDF形式で保存することです。PDF形式に変換すると、フォントやレイアウトがそのまま保持されるため、受信者がどのPCで開いても、元のデザインが崩れません。
PowerPointからPDFを作成するには、「ファイル」>「名前を付けて保存」から「PDF」を選択し、保存します。この方法は、メールで送る際にも適しており、相手がPowerPointを持っていなくても問題なく表示できます。
4. 共有リンクを使用する
もしPowerPointファイルを編集したり、受信者に直接操作してもらいたい場合は、ファイルをクラウドにアップロードし、共有リンクを送信する方法もあります。これにより、どのPCでも元の状態でファイルを開くことができます。
例えば、OneDriveやGoogle Driveにファイルをアップロードし、リンクを送信すれば、受信者はそのままPowerPointファイルをオンラインで開き、操作することができます。
まとめ
PowerPoint for Macで作成したファイルのフォントやレイアウトがずれないようにするためには、フォントを埋め込む、画像として保存する、PDFで保存する、またはクラウドで共有する方法が有効です。これらの方法を使うことで、メールで送信した際に発生する問題を防ぎ、元のデザインを維持できます。
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