IllustratorでイラストAC素材を分離して使う方法

イラストACでダウンロードした素材をIllustratorで編集し、一つ一つ分離して使用する方法について解説します。Illustratorは、ベクター画像の編集に強力なツールであり、ダウンロードした素材を自由にカスタマイズすることができます。以下では、素材を分離するための手順を紹介します。

1. イラストAC素材をIllustratorで開く

まず最初に、イラストACからダウンロードしたファイルをIllustratorで開きます。通常、イラストACの素材は.aiまたは.svg形式で提供されることが多いです。ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、Illustratorで開きます。

もし、他の形式（例えば、JPEGやPNG）の場合でも、Illustratorでベクター化を行えば編集可能になりますが、ベクター素材がベストです。

Illustratorで開いた素材は、複数のパスやオブジェクトがグループ化されていることがあります。その場合、まずグループ化を解除する必要があります。グループ化を解除するためには、選択ツール（V）でオブジェクトを選択し、右クリックから「グループ解除」を選びます。

これで、個別のオブジェクトを独立して操作できるようになります。

グループ化が解除された後、個別のパスを選択し、必要な部分だけを分離して編集できます。選択ツールを使って、特定のオブジェクトやパスをクリックして選びます。その後、Ctrl+C（コピー）でコピーし、新しいレイヤーに貼り付けることができます。

また、不要な部分を削除したい場合は、選択ツールでその部分を選び、Deleteキーで削除します。

分離したオブジェクトは、レイヤーごとに整理することが重要です。Illustratorのレイヤーパネルを使用して、オブジェクトを異なるレイヤーに配置することで、作業がしやすくなります。レイヤーパネルから新しいレイヤーを作成し、それぞれのオブジェクトをドラッグして移動します。

これにより、後で別々のオブジェクトを簡単に編集したり、非表示にしたりすることができます。

素材の分離が完了したら、作業を保存しましょう。Illustratorで保存する場合は、AI形式で保存しておくと、後で編集が可能です。また、Webで使用する場合は、適切な形式（PNG、SVGなど）でエクスポートすることをお勧めします。

「ファイル」メニューから「書き出し」や「エクスポート」を選び、必要な形式で保存してください。

イラストACの素材をIllustratorで分離して使用する方法は、素材のグループ化解除から始まり、個別のオブジェクトを選択して整理することが重要です。作業後は、保存とエクスポートを行い、デザイン作業に活用しましょう。これで、イラストACの素材を自由にカスタマイズして使用することができます。