MMDで使用するモデルのかかとが埋まってしまう問題に関して、モーションを流し込むときに、足首ボーンが過剰に沈み込んでしまう場合の対処法について解説します。この記事では、PMXEditorやBlenderを使った改善方法を紹介し、かかとの沈み込みを減らす方法を詳しく説明します。
1. 足首ボーンの位置とセンターの調整
かかとが埋まる原因として、足首ボーンの位置が足IK(Inverse Kinematics)ボーンよりも下がっていることが挙げられます。これにより、センターを下げると足首が一度沈み込んでから戻り、かかとが埋まる現象が発生します。この問題を解決するためには、足首ボーンの位置を足IKボーンの位置よりも上に設定することが重要です。
まずはPMXEditorを使用して、足首ボーンの位置を足IKボーンと同じ位置か、それよりもわずかに上に調整します。これにより、足首の沈み込みを最小限に抑え、かかとが埋まる問題を改善できます。
2. モーションの修正と適用
モーションが原因でかかとが埋まっている場合、モーションを修正することも有効です。Blenderなどの3Dモデリングソフトウェアでモーションを調整し、足首や膝の角度を再調整することで、かかとが沈み込む問題を軽減できます。
Blenderでモーションを修正する際には、まずモーションをインポートして、足首ボーンの位置や動きに不自然な沈み込みがないか確認します。その後、足首ボーンの移動を調整して、より自然な動きになるようにします。
3. センターを下げる際の足IKの設定
センターを下げるときに足首ボーンが沈み込む問題を解決するには、足IKの設定を変更する方法もあります。足IKが沈み込みすぎないように調整し、足首ボーンが過剰に動かないようにすることがポイントです。
この調整は、PMXEditorで足IKボーンの位置を適切に設定することで可能です。足IKボーンが足首ボーンに対して過剰に動かないように設定し、センターを下げても足首が適切に保持されるようにします。
4. まとめ
MMDでかかとが埋まる問題は、主に足首ボーンと足IKボーンの位置関係によって引き起こされます。この問題を解決するためには、PMXEditorやBlenderを使用して足首ボーンの位置を調整したり、モーションを修正したりすることが有効です。また、足IKの設定を調整することで、センターを下げても足首が過剰に動かないようにすることができます。これらの方法を試して、かかとの埋まりを防ぎ、自然なモーションを実現しましょう。


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