クリップスタジオで乗算レイヤーの色をスポイトする方法と注意点

クリップスタジオを使っていると、乗算レイヤーに色を塗った後で、その色を再度スポイトで取得したいという場面があります。しかし、スポイトツールを使うと、乗算後の色がスポイトされてしまい、元の色を取得するのが難しいことがあります。この記事では、乗算レイヤーで塗った色を正しくスポイトする方法を解説します。

1. 乗算レイヤーとその特性について

乗算レイヤーは、下のレイヤーに塗った色と重なる部分の色を混ぜ合わせて表示する特殊なレイヤータイプです。これにより、元の色をそのままスポイトするのが難しくなります。スポイトツールで拾うのは、通常、合成後の色になるため、元の色を取りたい場合は工夫が必要です。

2. 乗算レイヤーの元の色をスポイトする方法

乗算レイヤーで色を塗った後、その元の色をスポイトしたい場合は、いくつかの方法があります。1つ目は「レイヤーの効果を一時的に無効にする方法」です。レイヤーパネルで乗算レイヤーを選択し、レイヤーの「効果」を無効にすることで、元の色を簡単にスポイトすることができます。もう1つは「新しいレイヤーに色をコピーしてスポイトする方法」で、これにより元の色を確認しやすくなります。

3. スポイトツールを使う際の注意点

スポイトツールを使用する際、レイヤーの設定によって色が異なって見えることがあります。特に乗算レイヤーの場合、実際に塗った色がそのまま表示されないことがあるので、スポイトで取得した色が期待したものと異なる場合もあります。レイヤー設定を確認し、必要であれば効果を調整することが大切です。

4. まとめとおすすめの方法

クリップスタジオで乗算レイヤーの元の色をスポイトするためには、レイヤーの効果を一時的に無効にするか、新しいレイヤーに色をコピーして取得する方法が有効です。スポイトツールは強力ですが、レイヤーの設定や効果によっては色が異なって見えることがあるので、注意して使用しましょう。これらの方法を実践すれば、より効率的に色を取得することができます。