PowerPointマクロでPDF化時に最小サイズに圧縮して保存する方法

PowerPointのプレゼンテーションをPDF形式で保存する際、ファイルサイズをできるだけ小さくする方法について解説します。以下のマクロコードを使用することで、PDF化時に最小サイズで保存することが可能です。

1. マクロの基本的な構成

まず、基本的なマクロコードを以下のように修正して、ファイルをPDFとして保存します。このコードでは、PowerPointのプレゼンテーションをPDFに変換しています。

objOffice.Quit
Case "ppt", "pptx" 'PowerPoint97-2003,PowerPoint2007以降
 Set objOffice = CreateObject("PowerPoint.Application")
 With objOffice.Presentations.Open(TargetFilePath)
 .SaveAs FileName:=OutputFullPath, FileFormat:=32
 .Close
 End With
 objOffice.Quit
End Select

2. PDF圧縮オプションを追加する

PDFのサイズを最小化するためには、保存時に圧縮オプションを追加する必要があります。PowerPointではPDF保存時に画像の圧縮設定を調整でき、これをマクロに組み込むことでサイズを抑えられます。

PowerPointのPDF保存時に圧縮設定を行うためには、ExportAsFixedFormatメソッドを利用します。このメソッドで、圧縮オプションを設定できるため、ファイルのサイズを最小化できます。

objOffice.Quit
Case "ppt", "pptx"
 Set objOffice = CreateObject("PowerPoint.Application")
 With objOffice.Presentations.Open(TargetFilePath)
 .ExportAsFixedFormat OutputFullPath, 2, , , , , , , , , , True
 .Close
 End With
 objOffice.Quit
End Select

3. 圧縮設定の詳細

上記のコードにおける「True」は、PDF圧縮を有効にする設定です。画像の解像度やフォントの圧縮を行い、PDFのファイルサイズを削減します。さらに、PowerPointでのPDF書き出し設定を詳細に調整することで、品質を保ちながらファイルサイズを小さくすることができます。

具体的には、以下の設定を調整することが重要です。

• 画像の圧縮
• 不要なフォントやメタデータの削除
• ページごとの圧縮オプション

4. 実際のマクロでの調整方法

PowerPointのマクロをカスタマイズして、圧縮オプションを追加する方法についても詳しく解説します。これにより、PDF書き出し時に最小限のサイズを実現できます。

objOffice.Quit
Case "ppt", "pptx"
 Set objOffice = CreateObject("PowerPoint.Application")
 With objOffice.Presentations.Open(TargetFilePath)
 ' PDFとして保存し、最小化するオプション
 .ExportAsFixedFormat OutputFullPath, 2, , , , , , , , , , True
 .Close
 End With
 objOffice.Quit
End Select

まとめ

PowerPointのプレゼンテーションをPDFとして最小サイズで保存するためには、ExportAsFixedFormatメソッドを使用し、適切な圧縮オプションを設定することが重要です。上記のコードを活用することで、PDFファイルのサイズを最小化しつつ、品質も保ちながら保存できます。