「WindowsはUEFIにインストールする必要がある」といったメッセージを受けて、UEFIモードでのインストールに関する方法を知りたいという方も多いと思います。特に、Windows 10がUEFIモードでインストールされていない場合にMBRディスクをGPTに変換する方法について解説します。
UEFIとMBR、GPTの違いとは?
まず、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、古いBIOSに代わる新しいファームウェアの規格です。UEFIモードでは、セキュアブートや高速起動などの新機能が提供され、よりセキュリティが強化されたシステム起動が可能となります。
一方、MBR(Master Boot Record)は古いディスクパーティションの方式で、GPT(GUID Partition Table)は新しいパーティション方式です。GPTの方が、容量やパーティション数において制限が少なく、UEFIとの組み合わせが推奨されています。
MBRからGPTへの変換方法
もしWindows 10がMBRでインストールされている場合、それをGPTに変換する必要があります。これは、UEFIでインストールするために必須です。以下の手順で、MBRディスクをGPTに変換することができます。
1. **ディスクのバックアップ**:変換作業中にデータが消える可能性があるため、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
2. **コマンドプロンプトを管理者権限で開く**:スタートメニューで「cmd」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択。
3. **Diskpartを実行**:コマンドプロンプトに「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
4. **ディスクの選択**:次に「list disk」を入力し、変換するディスクの番号を確認します。「select disk X」(Xは対象のディスク番号)と入力。
5. **変換**:「convert gpt」と入力して、MBRディスクをGPTに変換します。これで、UEFIモードでインストールする準備が整いました。
UEFIモードでのWindows 10インストール方法
GPTに変換したディスクを使用して、UEFIモードでWindows 10をインストールするには、インストールメディア(USBまたはDVD)を使用する必要があります。以下の手順でインストールを行います。
1. **インストールメディアを準備**:Windows 10のインストール用USBメモリを作成します。公式サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードして、インストールメディアを作成します。
2. **UEFIモードでの起動**:PCを再起動し、UEFI設定に入り、起動順序を設定します。通常、UEFIモードでの起動を選択するオプションがあります。
3. **Windows 10のインストール**:インストールメディアから起動し、通常通りにインストールを進めます。この時、ディスクがGPT形式であることを確認しながらインストールを行います。
インストール後の注意点
UEFIモードでWindows 10をインストールした後は、デバイスの設定やドライバのインストールを行います。また、Windows Updateを実行して最新の状態に保ち、セキュリティパッチを適用することが重要です。
さらに、UEFIモードではセキュアブートが有効になっているため、古いハードウェアやドライバが動作しない可能性があります。インストール後は、必要なドライバをインストールし、システムが安定することを確認しましょう。
まとめ
Windows 10をUEFIモードでインストールするためには、MBRディスクをGPTに変換する必要があります。変換後、UEFIモードでインストールを行うことで、より安全で高速なシステム起動が可能になります。インストール後は、ドライバや設定を確認し、最新の状態に保つことが大切です。


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