Thunderbolt端子に接続する外付け10G対応LANアダプターを使用したい方へ、接続方法や使用感に関する疑問にお答えします。特にUSB 3.2 Gen2 Type-C接続とThunderbolt接続の違い、そしてオンラインゲームにおけるパフォーマンスに与える影響について詳しく解説します。
1. Thunderbolt端子とUSB 3.2 Gen2 Type-Cの接続の違い
まず、Thunderbolt端子とUSB 3.2 Gen2 Type-C端子は、外見は似ているものの、その仕様は異なります。Thunderboltは、特に高速データ転送を目的としており、最大40Gbpsの速度で接続できます。一方、USB 3.2 Gen2は最大10Gbpsであり、通常のデータ転送や周辺機器の接続に使用されます。
外付け10G対応LANアダプターが「Thunderbolt端子に接続」と記載されていても、USB 3.2 Gen2 Type-C端子に接続して動作する場合もあります。しかし、USB 3.2 Gen2端子では、最大速度が制限されることがあり、Thunderbolt端子のような性能は得られない可能性があります。
2. USB 3.2 Gen2でLANアダプターを接続する際の注意点
ASRock B850M Steel Legend WiFiのUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートを使ってLANアダプターを接続する場合、基本的には動作しますが、転送速度に制限があるかもしれません。10Gの速度をフルに活かしたい場合は、やはりThunderbolt端子の方が適しているといえるでしょう。
また、USB接続のアダプターでは、Thunderbolt接続と比べてレイテンシ（遅延）やパフォーマンスに若干の差が生じる場合もあります。USB 3.2 Gen2端子に対応したアダプターを選ぶ際は、公式での確認が重要です。
3. FPSや格闘ゲームにおける影響
FPSや格闘ゲームなど、特にオンラインでの通信が重要なゲームでは、ネットワークの帯域だけでなく、Pingやパケットロスがパフォーマンスに大きく影響します。USB接続のLANアダプターを使用することで、帯域幅は十分でも、レイテンシや安定性に影響が出る可能性があります。
通常、PCIe接続のLANポートの方が、安定した通信を提供するため、ゲームプレイ中のPingやパケロスが気になる場合は、可能であれば内蔵LANポートの使用を推奨します。しかし、外付けLANアダプターでも十分にプレイ可能な場合もありますので、使い方に応じた選択が大切です。
4. 最適なLANアダプター選び
USB 3.2 Gen2対応のLANアダプターも増えてきており、実際に性能が向上しています。例えば、PlugableやAnkerなどのブランドから、USB-Cポート対応の10Gbps LANアダプターが販売されています。これらの製品は、USB 3.2 Gen2対応であり、PCに簡単に接続できるため、外出先でも便利です。
ただし、これらのアダプターでも、やはりデスクトップPCの内蔵LANポートやThunderbolt接続には及ばないことがあります。最適なアダプターを選ぶ際は、実際に利用する用途と環境に合わせた製品を選ぶことが重要です。
5. まとめ
Thunderbolt端子とUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートを使用した外付け10G LANアダプターは、USB端子でも動作しますが、最大のパフォーマンスを引き出すにはThunderbolt端子が最適です。また、オンラインゲームにおいては、レイテンシや安定性が重要なため、USB接続よりも内蔵LANポートを使用した方が優れたパフォーマンスを発揮することが多いです。自分の使用環境に最適な接続方法を選びましょう。
コメント