Windows 11搭載のPCで、キーボード入力中に頻繁に変換ができなくなったり、英字キーボードに切り替わって英語しか打てなくなったりする問題が発生しています。この記事では、このようなIME（日本語入力システム）の不具合に対する解決方法をご紹介します。
問題の概要と原因
Windows 11で発生するIMEの問題として、入力中に突然変換ができなくなる、または英字キーボードに切り替わってしまうことがあります。この問題は、Windows 10では発生しなかったとのことですが、Windows 11ではIMEの挙動が変更されたため、予期しない動作が発生することがあります。
主な原因としては、IME設定の不具合、キーボードドライバやWindows自体のアップデートによる変更、または言語設定の問題が考えられます。
解決策：IMEの設定を確認
まず、IME（日本語入力システム）の設定を確認しましょう。Windows 11では、以下の手順でIMEの設定を調整できます。
- 設定を開く:「スタート」メニューから「設定」を選び、「時間と言語」をクリックします。
- 言語設定:「言語と地域」を選び、「優先する言語」で「日本語」を確認し、必要に応じて再インストールします。
- 入力方法の管理:「日本語」のオプションを選び、IMEの設定を開いて「詳細設定」に移動します。ここで、設定をリセットしたり、問題が発生しているIMEの設定を見直すことができます。
ドライバや更新プログラムの確認
次に、キーボードドライバやWindowsのアップデートを確認しましょう。古いドライバや未適用のWindowsアップデートが原因で入力不具合が発生することがあります。
- ドライバの更新:「デバイスマネージャー」から「キーボード」を選び、右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
- Windows Update:「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」から、すべての最新の更新プログラムをインストールします。
IMEのリセットと再インストール
それでも問題が解決しない場合、IMEをリセットまたは再インストールすることを試みてください。以下の手順で再インストールできます。
- IMEのリセット:「設定」>「時間と言語」>「言語と地域」>「日本語」のオプションを選び、「オプション」>「Microsoft IME」の設定をリセットします。
- IMEの再インストール:「設定」>「アプリ」>「アプリと機能」から「Microsoft IME」をアンインストールし、再度インストールします。
追加の対策：キーボード設定とショートカット
場合によっては、ショートカットキーやキーボード設定が原因で、英字キーボードに切り替わってしまうことがあります。これを防ぐために、以下の設定を確認してみましょう。
- 入力切替のショートカット設定:「設定」>「時間と言語」>「言語と地域」>「キーボード設定」から、入力言語の切り替えショートカットを変更または無効にします。
- キーボードレイアウト:「日本語」の設定内で「日本語（かな入力）」や「英字配列」の設定が正しいかどうかを確認します。
まとめ
Windows 11でIMEに関する問題が発生する原因は、設定やドライバ、ショートカットの設定に関連している場合が多いです。設定を見直し、ドライバや更新プログラムを適用することで、問題を解決することができます。これらの手順を試して、快適な日本語入力環境を取り戻しましょう。
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