クリップスタジオ(クリスタ)で描いたイラストのPSDファイルを送る際、相手がその絵のタイムラプスを視聴できるかどうかについて質問が寄せられています。クリスタのPSDファイルにはタイムラプスデータが含まれることはありますが、どのように表示されるのか、そしてどのような条件で視聴できるのかを詳しく解説します。
1. PSDファイルとタイムラプスの関係
PSDファイルは、Adobe Photoshopで使用される画像ファイル形式で、レイヤーや各種編集履歴を保存することができます。しかし、クリップスタジオで作成したイラストのタイムラプスは、クリスタ専用の形式で保存されます。そのため、PSDファイルとして保存された場合、タイムラプスデータ自体は含まれないことがほとんどです。
タイムラプスを確認するには、クリップスタジオの専用機能を使って保存されたファイルが必要です。PSD形式に変換された場合、タイムラプスの履歴は失われる可能性が高いため、相手はタイムラプスを視聴できません。
2. クリップスタジオでのタイムラプスの保存方法
タイムラプス機能は、クリスタで作業を進めながらその進行状況を記録する機能で、特に制作過程を動画形式で再生できる点が特徴です。このタイムラプスデータは、通常「.clip」形式で保存されます。PSDファイルに変換する際には、このタイムラプス情報は失われてしまいます。
タイムラプスデータを相手に送りたい場合は、PSDではなく、クリスタの「.clip」形式のままで保存し、共有する必要があります。この方法であれば、相手もタイムラプスを視聴することができます。
3. 共有方法とタイムラプスの再生
相手にタイムラプスを視聴してもらいたい場合、まず相手がクリップスタジオを持っている必要があります。相手がクリスタを使っていない場合、そのタイムラプスを再生する方法はありません。
また、タイムラプスの動画としてエクスポートする方法もあります。これにより、クリスタを使用していない人でも動画として視聴可能です。タイムラプスを動画として保存することで、別の形式で共有することができ、ファイルの互換性問題を回避できます。
4. まとめ
クリップスタジオのPSDファイルにはタイムラプスデータは保存されません。タイムラプスを相手に見せるためには、「.clip」形式でファイルを保存して送るか、タイムラプスを動画ファイルにエクスポートして送る方法が最適です。相手がクリスタを使っていれば、タイムラプスもそのまま再生可能ですが、他の形式で保存する場合は動画ファイルとして送信することをおすすめします。


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