Unity AR Foundationを使用してARアプリを開発している際に、画像マーカー設定が原因でビルドエラーが発生することがあります。この記事では、画像マーカー設定に関するエラーの原因とその解決方法を詳しく解説します。
1. エラーメッセージの解析
質問者が遭遇したエラーは、「Reference image at index 0 named ‘IMG_8250’ in library ‘Assets/ARMarkerLibrary.asset’ could not be exported. ARKit can directly use images with a texture type of ‘Default’」というもので、画像の設定が正しく行われていないことを示しています。このエラーは、ARKitが認識できる画像の形式でない場合に発生します。
2. 画像設定の確認
画像マーカー用の画像がUnityにインポートされた際、画像の「Texture Type」が正しく設定されていない場合、ARKitで認識されません。画像の「Texture Type」を「Default」に設定し、「Read/Write Enabled」にチェックを入れる必要があります。また、ARMarkerLibraryで「Specify Size」を有効にして、マーカー画像のサイズを設定することも重要です。
3. AR Foundationでのパッケージのインストール
AR Foundationを使用する際には、ARKit XR PluginやARCore XR Pluginなど、対応するプラグインが正しくインストールされているか確認してください。これらのプラグインがインストールされていないと、画像マーカーを正しく認識できません。
4. Unityプロジェクトの設定の確認
ビルド設定を確認し、「iOS」を選択した後、「ARKit」を有効にする必要があります。また、ARマーカー画像を設定した後、プロジェクトの「Player Settings」でARKitを有効にしていることを再確認してください。
5. 画像のインポートと設定のトラブルシューティング
もし上記の方法で解決しない場合、画像自体が正しくインポートされていない場合も考えられます。画像が正しく読み込まれているか、「Inspector」ウィンドウで確認し、再度インポートして設定を行ってみてください。また、Unityの再起動や、プロジェクトのクリーンビルドも試すとよいでしょう。
まとめ
AR Foundationで画像マーカーを使ったARアプリを開発する際、画像の設定は非常に重要です。エラーメッセージが表示された場合は、画像の「Texture Type」を確認し、「Default」に設定すること、ARKitを有効にすることなどを再確認しましょう。適切な設定を行うことで、ビルドエラーを解消することができます。


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