Mayaで作成したアニメーションをAfter Effects (AE)に読み込む際に、JSON形式で書き出す方法を知りたいという質問がよくあります。しかし、Mayaには標準でJSON形式で書き出すオプションはありません。この記事では、MayaのアニメーションをAEに読み込むための最適な方法とJSON形式に変換するための手順を解説します。
1. MayaのアニメーションをAEにインポートするための準備
まず、MayaのアニメーションをAfter Effectsにインポートするためには、いくつかの準備が必要です。Mayaのアニメーションを直接AEにインポートすることはできませんが、外部のツールを使うことでデータをAEで使用できる形式に変換することができます。
1つ目の方法として、MayaのアニメーションをFBX形式でエクスポートし、AEにインポートする方法があります。しかし、この方法ではJSON形式を使用できないため、以下で紹介する他の方法を試すことをお勧めします。
2. JSON形式でのエクスポート方法
Mayaには標準でJSON形式でのエクスポート機能はありませんが、スクリプトを使用してエクスポートすることができます。具体的には、MayaのPythonスクリプトを利用してアニメーションデータをJSON形式で書き出すことが可能です。以下の手順でJSON形式に変換します。
- Pythonスクリプトを準備する: MayaにはPython APIが用意されており、これを利用してアニメーションデータをJSON形式で書き出すスクリプトを作成することができます。
- エクスポート設定: アニメーションの各キー情報(位置、回転、スケールなど)をJSONフォーマットで保存するために、必要なデータを選んでスクリプトに入力します。
- 出力: 作成したPythonスクリプトを実行し、アニメーションデータをJSONファイルとして保存します。
3. AEでのインポート方法
JSON形式のファイルが作成できたら、After Effectsでそのデータをインポートする方法について解説します。AEにはJSONを直接読み込む機能はありませんが、以下の方法で対応できます。
- Bodymovinプラグインの利用: After EffectsのBodymovinプラグインを使用すると、JSON形式のアニメーションをAEに読み込んで、Web向けのアニメーション(Lottie形式)として出力することができます。これにより、JSON形式で書き出したアニメーションをAEで再生・編集できます。
- スクリプトを利用: JSON形式で書き出したデータをAEにインポートできるスクリプトを作成する方法もあります。この方法を使用することで、アニメーションデータをAEに直接取り込むことができます。
4. 代替方法:他の形式でのインポート
もしJSON形式での書き出しが難しい場合、他の形式でのインポートを検討することもできます。例えば、MayaからFBX形式やAlembic形式でアニメーションをエクスポートし、AEにインポートする方法もあります。これらの形式は、After Effectsで比較的簡単に取り扱うことができます。
まとめ
MayaのアニメーションをAfter Effectsにインポートするためには、JSON形式でのエクスポートにはPythonスクリプトを使用する方法が有効です。その後、AEではBodymovinプラグインを利用して、JSONデータをインポートし、Web向けのアニメーションとして利用することができます。JSON形式以外の方法も存在するので、プロジェクトに応じた方法を選ぶことが重要です。


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