SketchUpで作成した3DモデルをVectorworks学生版に取り込む方法を解説します。これにより、両ソフトの連携を活かした効率的なデザイン作業が可能になります。
1. SketchUpモデルの準備
取り込む前に、SketchUpモデルを整理しましょう。不要なグループやコンポーネントを削除し、レイヤーやタグを整理することで、Vectorworksへのインポート後の編集がスムーズになります。
2. Vectorworksでのインポート手順
VectorworksでSketchUpモデルをインポートするには、以下の手順を実行します。
- Vectorworksを起動し、新規または既存のファイルを開きます。
- メニューバーから「ファイル」>「インポート」>「SketchUpをインポート」を選択します。
- インポートするSketchUpファイル(.skp)を選択し、「開く」をクリックします。
- インポート設定ダイアログで、インポート方法やレイヤーの取り込み設定を確認・調整します。
- 「OK」をクリックしてインポートを実行します。
インポート後、モデルがVectorworks内に表示されます。必要に応じて、スケールや位置の調整を行ってください。
3. インポート後の編集と注意点
インポートされたモデルは、SketchUpのグループやコンポーネントがVectorworksのグループやシンボルとして変換されます。これにより、Vectorworksの編集ツールを使用して、モデルの詳細な調整や編集が可能になります。
ただし、インポート時に以下の点に注意してください。
- 複雑なテクスチャやマテリアルは、インポート後に再設定が必要な場合があります。
- 一部のSketchUpの機能や設定は、Vectorworksでは完全に再現できないことがあります。
- インポートするSketchUpファイルのバージョンが、使用しているVectorworksのバージョンと互換性があるか確認してください。
4. トラブルシューティング
インポート時に問題が発生した場合、以下の対策を試みてください。
- SketchUpモデルを簡素化し、再度インポートを試みる。
- SketchUpファイルを別の形式(例:.dwg)でエクスポートし、その形式でインポートを試みる。
- Vectorworksのサポートページやフォーラムで、同様の問題に関する情報を検索する。
まとめ
SketchUpからVectorworks学生版へのモデル取り込みは、適切な準備と設定を行うことで、スムーズに実施できます。両ソフトの特徴を活かし、効率的なデザイン作業を実現しましょう。


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