Excelで、振込手数料を支払っていないお客さんを抽出する方法について解説します。この方法を使うと、複雑なデータを簡単に処理でき、効率的にデータ管理ができます。
振込データから手数料を支払っていないお客さんを抽出する方法
振込と振込手数料が交互に入力されているデータに対して、手数料を支払っていないお客さんだけを抽出するためには、以下の方法が有効です。
Excel2021以降の場合、以下の数式を使います。これにより、振込と振込手数料がペアであるデータの中で、手数料が支払われていないお客さんだけを抽出できます。
=FILTER(A2:A10,(B2:B10="振込")*(B3:B11<>"振込手数料"))
この数式では、B列に「振込」と入力された行の次に、「振込手数料」が入力されていない場合に、そのお客さんのデータが抽出されます。
Excel2019以前のバージョンでの方法
Excel2019以前のバージョンでは、以下の数式をC列に入力し、その後オートフィルターで抽出する方法を使います。
C2: =AND(B2="振込", B3<>"振込手数料")
オートフィルターを使って、「FALSE」のチェックを外すことで、手数料を支払っていないお客さんだけを表示させることができます。
「」の意味について
「<>」はExcelの条件式において「等しくない」という意味です。この場合、振込手数料が入力されていない行(振込のみ)のデータを対象にするために使われています。
まとめ
振込手数料を支払っていないお客さんをExcelで抽出するためには、フィルター関数やAND関数を使い、必要な条件を指定してデータを抽出できます。これにより、手数料を支払っていないお客さんのみを簡単に抽出できるので、作業効率が大幅に向上します。


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