データ活用3級実技問題のROUND関数と桁数表示形式の使い分けについて

Excel

データ活用3級の実技問題では、目標達成率などの計算において、小数点以下の桁数を指定して表示する必要があります。しかし、ROUND関数を使う方法と、表示形式の設定を変更する方法の違いについて疑問が生じることがあります。この記事では、これらの使い分け方法について解説します。

ROUND関数と表示形式の違い

まず、ROUND関数と表示形式を変更する方法について簡単に説明します。

ROUND関数は、数値を指定した桁数に丸める関数です。たとえば、`=ROUND(数値, 桁数)`の形式で使用します。この関数は実際の値を丸めるため、計算結果が変更される点が特徴です。

一方、表示形式を変更する方法では、セル内の表示される桁数を変更しますが、実際の計算結果やデータには影響を与えません。単に見た目だけを調整する方法です。

目標達成率を計算する問題の解き方

目標達成率を計算する問題では、「B3/A3*100」の式を使って計算した結果を小数点以下第2位まで表示する必要があります。ここで、ROUND関数を使うと、計算結果そのものが丸められ、表示される数値も四捨五入されます。

例えば、`=ROUND(B3/A3*100, 2)`と入力すると、計算結果が四捨五入され、小数点以下第2位までの数値が得られます。しかし、表示形式を使う場合は、計算結果をそのまま表示し、桁数だけを調整します。

表示形式を使った小数点以下の桁数の調整方法

Excelでは、セルの表示形式を変更することで、小数点以下の桁数を調整できます。具体的には、対象のセルを選択し、「セルの書式設定」を開き、「数値」タブで小数点以下の桁数を指定することができます。

表示形式で小数点以下の桁数を変更すると、計算結果そのものは変わりませんが、見た目の数値が調整されます。この方法は、実際のデータを変更せずに見た目だけを整える際に便利です。

ROUND関数と表示形式の使い分け

ROUND関数と表示形式を使い分ける際のポイントは、データの正確性を保つか、表示のみに重点を置くかという点です。

もし、計算結果そのものを四捨五入して表示したい場合は、ROUND関数を使います。逆に、計算結果はそのままで、小数点以下の桁数だけを調整したい場合は、表示形式を使います。

まとめ

データ活用3級の問題では、目標達成率の計算において、ROUND関数と表示形式の使い分けが重要です。計算結果を丸めたい場合はROUND関数を使い、見た目だけを調整したい場合は表示形式を使う方法が適しています。これらをうまく使い分けて、正確なデータ処理を行いましょう。

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