AWS Configを設定中に「リソースを検出中」が長時間続く問題に直面している方が多いです。通常、この処理は10~15分程度で完了するはずですが、1時間以上かかることは不自然です。この記事では、この問題が発生する原因とその解決方法について解説します。
AWS Configでリソース検出が遅くなる原因
AWS Configのリソース検出は、AWSアカウント内のリソースをスキャンし、その設定を監視するために必要なプロセスです。しかし、このプロセスが遅くなる原因としていくつかの要因が考えられます。
主な原因は以下の通りです。
- アカウント内のリソースが非常に多い場合。
- ネットワークの遅延やAWSサービスの一時的な障害。
- AWS Config自体の設定に問題がある場合(例:設定ミスやアクセス許可の問題)。
問題解決のための基本的な確認事項
リソース検出が長時間続く場合、まずは以下の確認事項を実施してください。
- AWS Management ConsoleからConfigの設定ページにアクセスし、実行中のリソーススキャンを確認。
- AWSのサービス健康状態を確認して、AWS側に問題がないかチェック。
- リソース検出の対象範囲を縮小することで、スキャンの速度を改善できる場合もあります。
リソース検出が遅い場合の具体的な対処方法
AWS Configのリソース検出が遅い場合、以下の方法で改善することが可能です。
- ネットワーク接続を確認:インターネット接続に問題がないか、速度テストを行い、AWSとの接続に遅延がないか確認します。
- スキャン対象を限定:AWS Configでリソーススキャンの対象を絞ることで、スキャンが早く完了する可能性があります。特定のサービスやリージョンに限定して検出を行うことができます。
- IAMロールの設定確認:適切な権限を持つIAMロールが設定されているか確認してください。アクセス許可の不備が原因で、リソース検出が停止していることがあります。
AWSサポートに問い合わせる前に確認するべき点
それでも問題が解決しない場合、AWSサポートに問い合わせることを検討します。問い合わせを行う前に、以下の情報を準備しておくとスムーズです。
- AWS Configの設定内容。
- 問題が発生した時間帯。
- インスタンスやサービスが対象となっているリソースの種類。
これらの情報を提供することで、サポートチームが問題解決を迅速に行うことができます。
まとめ:AWS Configでの「リソースを検出中」問題の解決策
AWS Configでリソース検出が長時間続く場合、まずはネットワークの遅延やリソース設定の問題を確認することが大切です。また、スキャン対象を限定することでスピードを改善することも可能です。それでも解決しない場合は、AWSサポートに問い合わせ、必要な情報を提供することで問題解決が早まります。


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