GX Works2を使用してSFCプログラムを書き込んだ際、ステップが青色に点灯しないという問題が発生することがあります。この問題は、正しい操作手順が守られていない場合や、Q03UDCPUで特定の設定が不足している場合に起こります。この記事では、Q03UDCPUでSFCプログラムをモニタリングするための正しい設定方法について解説します。
Q03UDCPUでのSFCプログラムモニタリングの基本設定
まず、SFCプログラムが正しく動作していることを確認するためには、モニタリング機能が有効である必要があります。GX Works2でF3キーを押すことでステップのモニタリングが可能となりますが、青色でステップが点灯しない場合、以下の設定を再確認してください。
1. モニタリング設定が有効になっているかを確認
2. SFCプログラムのステップごとの条件が適切に設定されているかをチェック
3. Q03UDCPUの設定が正しく行われているか、特にPLCの通信設定が正しいかを再確認
Q03UDCPUとSFCプログラムの連携
Q03UDCPUでは、SFCプログラムの動作が他のPLCと同様に実行されますが、SFCプログラムのモニタリングには追加の設定が必要です。特に、PLCの実行状態が「RUN」に設定されていないと、モニタリングの機能は正しく動作しません。
また、SFCプログラムをモニタリングするためには、プログラムが適切にロードされており、ステップの条件が満たされている必要があります。これにより、ステップがアクティブになり、青色の点灯が確認できるようになります。
モニタリング時のトラブルシューティング
ステップが青色で点灯しない場合、次のような原因が考えられます。
1. SFCプログラムが正しく動作していない:プログラム内でステップが進まない、または条件が満たされていない場合、モニタリングは行われません。
2. 設定ミス:GX Works2の設定で「モニタリング」を選択していない、または正しいPLCが選択されていない場合があります。
3. 通信エラー:Q03UDCPUとPC間の通信設定に問題がある場合、モニタリングが機能しないことがあります。
Q03UDCPUでモニタリングするための最適化
Q03UDCPUでSFCプログラムをモニタリングするには、通信設定や動作設定を最適化することが重要です。通信が適切に行われるように、PLCの接続設定を再確認し、PCとPLCの接続が安定しているかをチェックします。
また、モニタリング機能が有効であることを確認した後、プログラムのステップごとの条件が満たされていることを確認しましょう。ステップが正しく実行されると、モニタリング画面で青色のステップが点灯します。
まとめ
Q03UDCPUでSFCプログラムのモニタリングを行う際、ステップが青色で点灯しない場合、設定や通信環境に問題がある可能性があります。GX Works2でモニタリング機能が有効であることを確認し、PLCの設定やプログラムの条件が適切であるかを再確認することで、問題を解決できます。これらの手順を踏んで、正しくモニタリングを行い、SFCプログラムを効果的に監視しましょう。


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