Excelでvlookup関数を使って複数の戻り値を別のシートに表示したい場合、通常は一度に一つの戻り値しか表示できません。しかし、複数の戻り値を同時に表示させる方法はあります。この記事では、その方法について解説します。
Excelでvlookupを使って複数の戻り値を表示する方法
質問者が提案するシナリオでは、[運用]シートのB列にvlookup関数を使用して、A列に入力されたデータに基づいて、別のシート（[code]シート）の情報を取得しています。しかし、C列にも別の戻り値を表示したいとのことです。この場合、vlookup関数を2回使うことで解決できます。
- B列でのvlookup：まず、[運用]シートのB列にvlookup関数を使って、[code]シートからdata①を取得します。
- C列でのvlookup：同様に、[運用]シートのC列に別のvlookup関数を使って、[code]シートからdata②を取得します。
実際の数式例
具体的な数式を見てみましょう。
- vlookup関数でdata①を取得：
=VLOOKUP(A2, [code]シート!A:D, 2, FALSE) - vlookup関数でdata②を取得：
=VLOOKUP(A2, [code]シート!A:D, 3, FALSE)
これで、[運用]シートのB列とC列に、それぞれdata①とdata②を表示させることができます。
注意点と補足
vlookup関数を使う際に注意すべきポイントをいくつか紹介します。
- 範囲の指定：vlookup関数で参照する範囲（[code]シート!A:D）の指定が正しいか確認しましょう。範囲が間違っていると、正しいデータを取得できません。
- 列番号：vlookup関数の「列番号」の引数が正しいか確認しましょう。例えば、data①がB列に、data②がC列にある場合、列番号はそれぞれ2と3に設定する必要があります。
まとめ
Excelでvlookupを使って複数の戻り値を表示するためには、複数のvlookup関数を使う方法が効果的です。これにより、異なるシートからデータを簡単に取得し、必要な場所に表示することができます。複数の戻り値を表示したい場合は、この方法を試してみてください。
コメント