MacBookを起動しようとした際に、最初の画面で「ESP」という表示が出て、その先に進めないことがあります。この問題は、システムの起動に関するエラーや設定ミスが原因で発生することがあります。この記事では、MacBookがESP画面で止まってしまう問題を解決するための手順を紹介します。
1. MacBookの再起動と安全モードの確認
まずは、MacBookを再起動してみましょう。電源ボタンを長押しして完全にシャットダウンし、再度起動します。その後、起動音が鳴ったらすぐに「Shift」キーを押し続け、安全モードでの起動を試みてください。
安全モードで起動すると、システムの修復ツールが動作する場合があり、問題が解消されることがあります。安全モードに成功した場合、システムのキャッシュをクリアするなどの操作を行い、通常の起動を試してください。
2. macOSのリカバリモードに入る
もし、安全モードでの起動がうまくいかない場合、リカバリモードを使用してmacOSの修復を試みます。MacBookの電源を入れたらすぐに「Command + R」キーを押し続け、リカバリモードに入ります。
リカバリモードでは、ディスクユーティリティを使ってハードドライブの修復を行ったり、macOSを再インストールすることができます。これにより、起動時のエラーを解消できることがあります。
3. SMC(システム管理コントローラ)のリセット
MacBookがESP画面で止まってしまう場合、システム管理コントローラ(SMC)のリセットが効果的なことがあります。SMCはハードウェアに関する設定を管理しており、リセットすることでさまざまな問題が解決することがあります。
SMCリセットの方法は、MacBookのモデルによって異なりますが、一般的には「Shift + Control + Option」キーを左側のキーボードで押しながら電源ボタンを10秒間押し続け、その後すべてのキーを放して再起動します。
4. NVRAMのリセット
さらに、NVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)をリセットすることで、MacBookの起動に関する問題を解決できる場合があります。NVRAMはディスプレイ設定や音量設定、起動ディスクの設定などを保持しており、リセットすることで正常に起動できることがあります。
NVRAMをリセットするには、MacBookの電源を入れる際に「Option + Command + P + R」キーを同時に押し、20秒間そのまま保持します。その後、キーを放してMacBookを再起動します。
まとめ:MacBookがESPで止まる問題の解決方法
MacBookがESP画面で止まってしまう場合、再起動や安全モード、リカバリモード、SMCリセットやNVRAMリセットなど、さまざまな手段を試すことができます。これらの手順を順に試すことで、MacBookが正常に起動し、作業を再開できる可能性が高くなります。それでも解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせてさらなるサポートを受けることを検討してください。


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