IllustratorでA4サイズの見開きページを作成し、イラストを配置する際、落とし込みが3mmある場合、絵が途切れないように配置する方法に悩むことがあります。特に、アートボードを2枚横並びに配置した際に、アートボード間の隙間をどう調整するかが問題になることがあります。この記事では、アートボード間隔を調整する方法と、それによってイラストが途切れないように配置する方法について解説します。
アートボードを横並びに配置する際の問題
A4サイズの見開きページを作成する場合、アートボードを2枚横並びに配置することが一般的です。しかし、横並びに配置するときにアートボード間に隙間ができると、イラストが途切れてしまうことがあります。この隙間を避けるためには、アートボードの間隔を0mmに設定する必要がありますが、設定しても6mm程度の隙間が生じる場合があります。
これは、Illustratorがアートボード間に自動的に設定する「マージン」の影響によるものです。この問題を解決するためには、アートボードの間隔を調整する必要があります。
アートボード間隔を調整する方法
アートボードを横並びに配置する際に、適切な間隔を設定することでイラストが途切れずにきれいに配置できます。具体的な方法は以下の通りです。
- アートボードツールを選択し、「アートボード設定」を開きます。
- 「アートボードの間隔」を設定します。通常、A4サイズの場合、横並びに配置する際には6mm程度の余白を引いて、アートボードを配置します。
- 「プレビュー」をチェックしながら設定を調整し、イラストが途切れないように配置します。
落とし込みを考慮したイラスト配置
イラストを配置する際に、落とし込み(トンボ)が3mm必要であることを考慮すると、アートボードの端から3mm内側に配置する必要があります。これにより、印刷時にイラストが切れたり途切れたりしないようになります。
さらに、配置する際には、イラストがアートボードの端に近すぎないようにし、落とし込みを確保できるように余白を設定します。このようにすることで、印刷物が切れるリスクを回避できます。
アートボード間隔を0mmに設定する際の注意点
アートボード間隔を0mmに設定すると、アートボード間に隙間がなくなりますが、6mmの余白が自動的に生じる可能性があります。このため、完全にぴったり合わせるのは難しい場合がありますが、アートボード間隔を0mmに設定して、残りの6mm分の余白を手動で調整することで解決できます。
また、複数のアートボードを使用する場合は、各アートボードの配置や余白が一貫していることを確認し、整然と配置することが重要です。
まとめ
IllustratorでA4サイズの見開きページにイラストを配置する際、アートボードの間隔を0mmに設定することで、イラストが途切れないように配置することができます。また、落とし込みや余白を考慮して、アートボード間の隙間を手動で調整することが必要です。これらの設定を活用することで、見開きページをきれいに作成することができます。


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