Illustratorで作成したブラシを使用している際、手や足などのパスがずれてしまう問題に直面している方も多いかもしれません。特に、新しいファイルにコピペした際にそのパスが正しい位置にない場合があります。この記事では、このブラシずれの原因とその解決方法について解説します。
ブラシがずれる原因
Illustratorでブラシがずれる原因として、いくつかの設定や条件が考えられます。まず、考えられるのは「アートボードの設定」や「アンカーの位置」が関連している場合です。特に、異なるアートボードや異なる設定のファイルでブラシを使用した際に、この問題が発生することがあります。
また、ブラシを作成した際の基準点(アンカー)や、ブラシ自体の「パターン」の設定がずれている可能性もあります。これにより、コピーした際にブラシが不正確な位置に配置されることがあります。
原因と解決法: アートボードの設定
アートボードの設定が異なると、ブラシがずれる原因になります。新しいファイルを作成した際に、アートボードのサイズや設定が異なると、ブラシの描画位置が変わってしまいます。
解決法としては、最初にブラシを作成したアートボードと同じ設定で新しいアートボードを作成することです。また、ブラシを適用する前に、作業中のアートボードを確認してサイズや設定を整えることが重要です。
原因と解決法: アンカーの位置
ブラシのずれが起きる場合、アンカーの位置に問題があることがあります。ブラシを作成する際に、基準となるアンカー(起点)が正しく設定されていないと、他のファイルにコピペした際にずれが発生します。
この場合、ブラシを選択して「ブラシの編集」を選択し、基準点を再確認・再設定することで、アンカー位置を正しく調整できます。
原因と解決法: ブラシのパターン設定
ブラシのパターン設定も、ずれの原因となることがあります。特に、ブラシの開始点や終了点に基準がずれていると、新しいファイルにコピペした際にうまく配置できません。
解決策としては、ブラシ設定を開き、「ブラシのオプション」で開始・終了点を確認し、必要に応じて修正を加えることです。この修正を加えることで、他のアートボードでも同じようにブラシが適切に配置されるようになります。
まとめ
Illustratorでブラシがずれる問題は、アートボードの設定、アンカー位置、ブラシのパターン設定が原因となることが多いです。これらの設定を見直し、適切に調整することで、ブラシのずれを防ぐことができます。新しいファイルにコピペする際は、常にアートボードや基準点を確認し、整合性を保つことが重要です。


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