バッファロールーターを使用している際、ファイアウォールの設定後に「NBT」と「Microsoft-DS」のルーティング禁止パケット数が急速に増加している場合、どのように対応すればよいのでしょうか?この記事では、ファイアウォール設定後のパケット数増加についての対策と心配すべき点について解説します。
1. ファイアウォール設定後にパケット数が増加する理由
ファイアウォール設定後に「NBT(NetBIOS over TCP/IP)」や「Microsoft-DS」のパケット数が急増する場合、これはネットワーク上での通信の一環として、これらのサービスがブロックされている可能性があるためです。特に「Microsoft-DS」は、Windows環境でのファイル共有やプリンター共有に関連するプロトコルです。
これらのサービスが意図的にブロックされると、ルーターはこれらのパケットを拒否し、パケット数が増加する場合があります。これは通常、セキュリティ上の理由から問題を避けるための動きです。
2. スピードが速いパケット数の増加が意味すること
数時間で1桁から数百に増えるパケット数は、過度に見えるかもしれませんが、通常はルーターが不正なアクセスをブロックしている証拠です。もしパケット数が急激に増える場合、ネットワークの過負荷や他のセキュリティ問題を示していることがありますが、多くの場合、これは設定による正常な挙動です。
ネットワークが適切に保護されている場合、このような増加は無視しても大丈夫ですが、ルーターのログや設定をもう一度確認し、他に異常がないかチェックすることが重要です。
3. 対策として考えられること
もしパケット数の増加が心配であれば、以下の対策を考慮すると良いでしょう。まず、ルーターのファイアウォール設定で、パケットのフィルタリングレベルを一度確認し、適切な設定を再確認します。また、セキュリティアプリを使って、パソコンやネットワーク全体を再度スキャンして、不正なアクセスがないかを確認してください。
さらに、ネットワークに接続するデバイスのセキュリティを強化することも有効です。たとえば、Windows Defender以外のセキュリティソフトを追加で使うことも考えられます。
4. ルーターの初期化について
ルーターの設定を初期化することは、一つの方法ではありますが、初期化が必要かどうかは設定内容によります。初期化を行う前に、まずは設定を見直し、不要なルールが追加されていないか確認してみてください。それでも問題が解決しない場合、ルーターの初期化を試みることができます。
また、初期化後の再設定には手間がかかるため、設定内容をバックアップしてから初期化を行うと良いでしょう。
5. まとめ
ファイアウォール設定後にパケット数が増加する現象は、正常な場合もありますが、心配な場合は再確認を行うことが重要です。ルーターの設定やセキュリティ設定を見直し、必要に応じてデバイスをスキャンすることで、ネットワークを安全に保つことができます。初期化を行う前に、設定の確認とバックアップを忘れずに行いましょう。


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