Illustratorでミラーツールを使用して左右対称のイラストを作成した後、片側のはみ出した線だけを消したい場合、シェイプ形成ツールでマイナスを使うと左右両方が消えてしまうことがあります。このような場合の対処方法について解説します。
ミラーツールとシェイプ形成ツールの使い方
まず、Illustratorでミラーツールを使って左右対称のオブジェクトを作成すると、オブジェクトがリアルタイムで反転され、片側を編集すればもう片側も自動的に編集されます。シェイプ形成ツールを使って消したい部分を選択しようとすると、どうしても反対側も消えてしまうことがあります。
片側のみを消す方法
片側だけを消すためには、以下の手順を試してみましょう。
- オブジェクトをロックする: 最初に、片方の側(例えば右側)を選択して「Ctrl + 2」(Windows)または「Cmd + 2」(Mac)でロックします。これにより、左側だけを操作できるようになります。
- シェイプ形成ツールの使用: 左側のはみ出した部分をシェイプ形成ツールで選択し、削除します。この操作により、ロックした右側のオブジェクトには影響がありません。
- ロックを解除する: 編集が完了したら、再度「Ctrl + Alt + 2」または「Cmd + Option + 2」でロックを解除します。
注意点
シェイプ形成ツールを使って片側だけを消す場合、編集したいオブジェクトが確実にロックされていることを確認しましょう。もしロックを解除せずに作業すると、左右両方のオブジェクトが変更されてしまう可能性があります。
まとめ
Illustratorでミラーツールを使用して左右対称のイラストを作成後、片側のみを消したい場合は、片側のオブジェクトをロックしてからシェイプ形成ツールを使用する方法が有効です。これにより、反対側のオブジェクトに影響を与えずに編集が可能になります。


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