Wordで特定の文字や単語を常に特定のフォント(例えば、Century)に変更したい場合、オートコレクトだけでは対応できないことがあります。この記事では、Wordで特定の文字を常に指定したフォントに変更する方法を紹介します。
オートコレクトではフォント指定ができない理由
オートコレクト機能は、入力中の文字を自動的に修正したり、特定の文字列を別のものに置き換えたりする便利なツールです。しかし、フォントを変更するオプションは含まれていないため、オートコレクトでは特定の文字のフォントを変更することができません。
そのため、特定の文字や単語を常に指定したフォントに変更したい場合は、スタイルや条件付き書式を使用する方法が適しています。
特定の文字にフォントを指定する方法
特定の文字に常にフォントを適用するためには、Wordの「スタイル」を活用する方法が最も簡単です。以下の手順で、特定の文字に「Century」フォントを適用できます。
1. **スタイルを作成する**:Wordを開き、「ホーム」タブで「スタイル」を見つけます。新しいスタイルを作成するためには、スタイル一覧の下にある「新しいスタイル」をクリックします。
2. **スタイルの設定**:「スタイルの設定」画面で、フォントを「Century」に設定します。
3. **適用するテキストを選択**:スタイルを設定した後、特定の文字や単語を選択し、新しいスタイルを適用します。
自動的にフォントを変更する方法:検索と置換を使う
Wordの「検索と置換」機能を使って、文書全体で特定の文字列を検索し、それに「Century」フォントを自動的に適用することもできます。
1. **検索と置換を開く**:Ctrl + Hを押して「検索と置換」ダイアログを開きます。
2. **検索するテキストを入力**:検索ボックスに特定の文字列を入力します。
3. **フォントを指定する**:「オプション」をクリックし、フォントの設定で「Century」を選択します。
4. **置換を実行**:置換ボタンを押すと、文書中の該当する文字に自動的に「Century」フォントが適用されます。
マクロを使用して自動化する
大量の文字列を一括で指定したフォントに変更したい場合、Wordのマクロを使用して自動化することが可能です。マクロを使うことで、特定の文字をすべて「Century」フォントに変更する処理を簡単に繰り返し実行できます。
1. **マクロを作成する**:「開発」タブから「マクロ」を選択し、新しいマクロを作成します。
2. **VBAコードを記述**:次に、指定した文字を検索し、それにフォントを適用するVBAコードを記述します。
3. **マクロを実行**:作成したマクロを実行することで、文書全体の指定文字に「Century」フォントが適用されます。
まとめ:特定の文字に常に指定フォントを適用する方法
Wordで特定の文字を常に「Century」フォントに変更するためには、スタイルを作成したり、「検索と置換」機能を使用したり、マクロを使って自動化したりする方法があります。これらの方法を活用することで、効率的に特定の文字に指定したフォントを適用できます。
オートコレクトではフォントの変更ができないため、スタイルや検索と置換を活用する方法が有効です。必要に応じて、自動化を行うマクロを利用すると、作業がさらに効率化されます。


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