iPad版Lightroomを使用して、複数のRAWファイルを一括で回転させる方法について解説します。また、回転設定が他のファイルに反映されない問題の解決策もご紹介します。
1. iPad版Lightroomでの回転機能について
iPad版Lightroomでは、画像の向きを変更するために回転機能を使用することができます。個別の画像には簡単に回転を適用できますが、複数の画像を一括で回転させる場合、特定の手順が必要です。
回転操作は、画像の編集モードに入ることで簡単に行えますが、一度に複数の画像を処理する方法については、注意が必要です。
2. 複数のRAWファイルを一括回転させる方法
複数の画像を一括で回転させるには、iPad版Lightroomの「バッチ編集」機能を使用します。バッチ編集を使用することで、選択した複数の画像に同じ回転設定を適用することができます。
手順は以下の通りです。
- 編集モードで、回転させたい画像を選択
- 右上の「三点リーダー」アイコンをタップし、「バッチ編集」を選択
- 回転設定を行い、選択した全ての画像に適用する
これにより、選択した複数の画像が一括で回転します。
3. 回転設定が他の画像に反映されない問題
ユーザーから報告されている問題の一つに、回転設定が他の画像に反映されないというものがあります。この問題は、回転操作を「設定コピー」機能を使って他の画像に適用した際に発生します。
原因としては、Lightroomの設定が回転を「非同期的」に扱っていることが挙げられます。回転は「設定」として保存されるのではなく、「画像のメタデータ」として処理されるため、設定コピーでは回転情報が正しく反映されません。
4. 回転設定を反映させるための代替方法
回転設定を他の画像に確実に反映させるためには、次の方法を試してみてください。
- 「設定をコピー」ではなく、バッチ編集機能を使用して回転を一括適用する
- 回転後に「設定」を手動でコピーし、別の画像に再適用する
- Lightroomのクラウド同期を活用し、PC版で回転設定を適用後にiPadに同期する
これらの方法で、回転設定を他の画像に反映させることができます。
5. まとめ
iPad版Lightroomでは、複数のRAWファイルを一括で回転させるためにバッチ編集機能を活用するのが最も効果的です。回転設定が他の画像に反映されない問題については、設定コピーを使用する代わりに、バッチ編集機能や手動での設定コピーを試すことで解決できる場合があります。
これらの手順を実行することで、iPad版Lightroomでの画像編集がよりスムーズに進むでしょう。

コメント