Excel 2021でシート保護中にハイパーリンクを動作させる方法

Excel 2021を使用している際に、シートを保護した状態でハイパーリンクを動作させる方法について解説します。シートを保護しながらも、特定のセルに埋め込まれたハイパーリンクをクリックしてリンク先を開くことができる設定方法を説明します。

1. シート保護中にハイパーリンクを使用するための基本設定

Excelでは、シートを保護するとセルの編集が制限され、ハイパーリンクの動作が無効になることがあります。しかし、設定を工夫すれば、ハイパーリンクはそのまま動作させることができます。

最初にシート保護を行う前に、リンクを含むセルが「ロックされていないセル範囲」として選択可能であることを確認します。この設定を行うことで、リンクのクリックは可能になります。

2. シート保護の設定方法

まず、シートを保護する前に、ハイパーリンクが含まれているセルや範囲を選択します。そして、「セルの書式設定」から「保護」タブを開き、「ロック」を解除します。この操作によって、選択したセルの内容はシート保護後にも変更できるようになります。

その後、シート保護のオプションで「ロックされたセル範囲の選択」のチェックを外し、「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックを入れることが重要です。これにより、編集可能なセルにハイパーリンクが埋め込まれている場合、リンクが機能します。

3. ハイパーリンクの動作が無効になる場合の対処法

もし、リンクをクリックしてもリンク先が開かない場合、シート保護の設定が正しくない可能性があります。特に、保護設定の中で「オブジェクトの編集」のチェックボックスがオフになっている場合、ハイパーリンクが機能しないことがあります。この場合、チェックを入れることで問題が解決する場合があります。

また、シート保護の設定を変更しても、依然としてリンクが機能しない場合は、Excelのバージョンや設定に問題がある可能性も考えられます。その場合は、別のPCで試してみるのも一つの方法です。

4. まとめ

Excelでシート保護中にハイパーリンクを動作させるためには、シート保護の設定を適切に行うことが重要です。特に、「ロックされたセル範囲の選択」のチェックを外し、「ロックされていないセル範囲の選択」のチェックを入れることが必要です。これらの設定を行うことで、保護されたシートでもハイパーリンクを機能させることができます。万が一リンクが動作しない場合は、設定を再確認し、オブジェクト編集の設定を確認しましょう。