Windowsでインストールされているソフトウェア一覧を出力する方法:コマンドの活用と注意点

Windows 全般

Windows環境でインストールされているソフトウェアの一覧を出力する方法を探している方に向けて、この記事では簡単に実行できるコマンドラインツールを使った方法をご紹介します。特に、「reg query」コマンドと「findstr」コマンドを使って、現在インストールされているソフトウェアのリストを出力する方法について詳しく解説します。

Windowsのソフトウェア一覧を出力する基本的な方法

Windowsには、インストールされているソフトウェアの情報がレジストリに格納されています。これを利用することで、簡単にインストールされたアプリケーションのリストを取得できます。一般的に使用されるコマンドは以下の通りです。

reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall" /s | findstr "DisplayName"

このコマンドは、Windowsのレジストリに格納されたインストールされているソフトウェアの名前を表示します。「findstr」は、特定の文字列(この場合は「DisplayName」)をフィルタリングするために使用され、ソフトウェア名のリストだけが抽出されます。

コマンドの説明と実行結果

「reg query」コマンドは、レジストリキーの情報を表示するために使用されます。この場合、”HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall”というキーが対象となり、インストールされているアプリケーションに関する情報が表示されます。

さらに、「/s」オプションを付けることで、サブキーも含めた全ての情報を検索します。これにより、すべてのインストールされたアプリケーションの情報がリスト化されます。その後、「findstr」コマンドが「DisplayName」というフィールドを抽出し、ユーザーがインストールしたソフトウェア名だけを出力します。

コマンド実行後の出力結果の例

コマンドを実行すると、次のような出力が表示されることがあります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Software1 DisplayName    REG_SZ    Software 1

この例では、「Software1」というアプリケーションがインストールされていることが確認できます。出力された各行には、ソフトウェアの名前、バージョン、インストール場所などの情報が含まれています。

注意点と補足情報

上記のコマンドは、一般的に使用するには非常に便利ですが、いくつか注意すべき点もあります。まず、この方法では一部のソフトウェアがリストに表示されないことがあります。特に、インストーラがレジストリに記録しないタイプのソフトウェアや、Windowsストアアプリなどはリストに現れないことが多いです。

また、この方法はソフトウェア名を表示するのみで、ソフトウェアの詳細な情報(例えば、インストール日やバージョン番号など)を得るためには、追加のパラメータを用いるか、別の方法を検討する必要があります。

他の方法でソフトウェアリストを取得する

Windowsには、コマンドライン以外にもインストールされているソフトウェアの情報を確認する方法があります。例えば、PowerShellを利用した方法や、サードパーティ製のツールを使用する方法もあります。これらの方法では、より詳細な情報やより精度の高い結果を得ることができる場合があります。

PowerShellを使う方法では、次のようなコマンドを使ってソフトウェアリストを取得できます。

Get-WmiObject -Class Win32_Product | Select-Object Name

このコマンドは、WMI(Windows Management Instrumentation)を使って、インストールされているソフトウェアの名前を取得する方法です。

まとめ:インストールされたソフトウェアの一覧を取得する方法

Windowsでインストールされているソフトウェアの一覧を出力する方法は、いくつかありますが、最も簡単な方法は「reg query」コマンドを利用することです。この方法は、基本的なインストール情報を迅速に取得できるため、手軽に実行できます。

ただし、特定のソフトウェアや詳細な情報が必要な場合には、PowerShellやサードパーティ製のツールを検討することをおすすめします。それぞれの方法には長所と短所があるため、用途に応じて使い分けることが大切です。

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