AutoCAD 2023から2025にバージョンアップした後、印刷後のファイル名にレイアウト名が反映されない問題が発生している場合があります。特に、複数のレイアウトを印刷する際に「ファイル名(1)」といった形式で出力されることが多いですが、これを改善するための設定方法を解説します。
問題の原因とAutoCAD 2025での変更点
AutoCAD 2023では、「ファイル名 レイアウト名」という形式で出力されていたのに対し、AutoCAD 2025ではファイル名に「(1)」が自動的に付加される仕様に変更されました。この変更は、特に印刷時にレイアウト名をファイル名に含める設定が適用されていない場合に発生します。
レイアウト名を反映させる設定方法
AutoCAD 2025でレイアウト名を印刷後のファイル名に反映させるためには、以下の設定を行う必要があります。
- 印刷設定の確認:「ページ設定マネージャー」を開き、各レイアウトの設定が正しく行われているか確認します。レイアウト名をファイル名に含める設定が必要です。
- 印刷スタイルのカスタマイズ:「印刷ダイアログ」から「名前にレイアウト名を追加」のオプションを選択してください。このオプションを有効にすると、印刷後のファイル名にレイアウト名が反映されるようになります。
複数のレイアウトを印刷する場合の注意点
複数のレイアウトを印刷する際には、印刷順序とファイル名の付け方に注意が必要です。レイアウトごとに異なる名前が付けられるように、設定で「ページごとに異なるファイル名」を選択してください。これにより、印刷される各レイアウトに個別のファイル名が付与されます。
まとめ
AutoCAD 2025で印刷後のファイル名にレイアウト名を反映させるためには、ページ設定や印刷設定を確認し、適切なオプションを選択する必要があります。特に複数のレイアウトを印刷する際には、ファイル名が重複しないように設定を調整することが重要です。これで、印刷後のファイル名にレイアウト名が反映され、作業が効率化されるでしょう。


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