Excelで旧漢字を使用して入力しているにも関わらず、印刷すると新漢字に変換されてしまうという問題を解決する方法をご紹介します。特に、文書作成や表計算で旧漢字を正確に表示させるためには、いくつかの設定が必要です。
1. 旧漢字と新漢字の違い
旧漢字と新漢字は、漢字の表記法の違いから生じています。新漢字は、1956年の「常用漢字表」の制定によって改定され、旧漢字はその前に使われていた表記方法です。Excelでは、デフォルトで新漢字が使用されることが多いため、旧漢字を使用したい場合には特別な設定が必要です。
2. 旧漢字を入力する方法
まず、Excelにおいて旧漢字を入力する方法をご紹介します。旧漢字を入力するためには、Windowsの「文字コード」や「IMEパッド」を使うのが一般的です。IMEパッドを使って、特定の旧漢字を入力することができます。
IMEパッドの使い方:タスクバーのIMEアイコンを右クリックし、「IMEパッド」を選択。IMEパッドで旧漢字を探し、選択することで入力できます。
3. 旧漢字が新漢字に変換される原因
Excelで旧漢字が新漢字に変換されてしまう原因としては、フォントやプリンタ設定が影響していることが考えられます。Excelでは、特定のフォント(MS明朝やMSゴシックなど)が使われている場合、新漢字に変換されることがあります。また、印刷時に使用するプリンタの設定でも漢字の変換が影響を及ぼす場合があります。
4. 旧漢字をそのまま印刷するための設定方法
Excelで旧漢字をそのまま印刷するためには、以下の方法を試してみてください。
- フォントの変更:旧漢字に対応したフォント(例:明朝体、楷書体など)を使用することで、新漢字に変換されることを防げます。
- 印刷設定の確認:印刷プレビューや印刷設定で、プリンタに依存する設定を変更することも有効です。プリンタ設定によっては、漢字の表示が変わることがあるため、設定を見直しましょう。
- 印刷前の確認:印刷前に「印刷プレビュー」を確認し、表示が意図した通りになっているかを確かめます。
5. まとめ
Excelで旧漢字を正確に印刷するためには、入力時の設定やフォントの選択が重要です。旧漢字を使用する際は、適切なフォントを選び、プリンタ設定を確認することで、新漢字に変換される問題を回避できます。これらの設定を試して、問題を解決しましょう。


コメント