AutoCADで作成したDWGやDXFデータを編集から保護するために、パスワードを設定してロックをかける方法を知りたい方も多いでしょう。この記事では、圧縮ソフトを使わず、簡単にファイルにパスワードを設定する方法を解説します。
AutoCADでのファイル保護方法
AutoCADのDWGやDXFファイルを編集から保護するには、パスワードを設定して編集を制限する方法が効果的です。これにより、特定のユーザー以外がファイルを変更できないようにすることができます。
AutoCADには直接的なパスワード保護機能がありませんが、ファイルを他の方法で保護する方法がいくつかあります。以下に、手軽にできる方法を紹介します。
AutoCADのDWGファイルにパスワードを設定する方法
AutoCADには直接パスワードを設定するオプションはありませんが、別の方法でファイルを保護することが可能です。最も簡単で効果的な方法は、AutoCADでの「ロック機能」を利用することです。
これを行うには、ファイルを開いた状態で「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選び、ファイル形式を「DWG」を選択します。その後、ファイルの「読み取り専用」として保存するオプションを選ぶことで、他のユーザーが変更できないようにできます。
サードパーティツールを使用したパスワード設定
AutoCADファイルのパスワード保護をさらに強化したい場合、サードパーティツールを使用する方法があります。例えば、PDF化することで、ファイル内容を保護しつつ、パスワードを設定することができます。
AutoCADから直接PDF形式でエクスポートし、その後PDFにパスワードを設定することで、閲覧専用で他のユーザーが編集できないようにすることが可能です。
圧縮ファイルでのパスワード保護
7-zipなどの圧縮ソフトを使って、ファイルを圧縮し、その圧縮ファイルにパスワードを設定する方法もあります。この方法では、ファイル自体にパスワードを設定することができるため、簡単にファイルの保護を実現できます。
ただし、圧縮・解凍の手順が煩わしいと感じる場合は、代わりに別の方法を試すことをおすすめします。例えば、前述したようにPDF化してパスワードを設定する方法などが便利です。
オンラインサービスを利用する
オンラインサービスを利用して、AutoCADファイルにパスワードを設定することも可能です。いくつかのオンラインプラットフォームでは、DWGやDXFファイルに簡単にパスワードを設定できる機能を提供しています。
例えば、「Autodesk Viewer」や「A360」などのオンラインサービスでは、クラウド上でファイルを管理し、アクセス権限を設定することができます。これにより、オンラインでのアクセス制限を簡単に設けることができます。
まとめ
AutoCADのDWGやDXFファイルにパスワードを設定する方法は、サードパーティツールやオンラインサービスを活用することで簡単に実現できます。圧縮ソフトを使用した方法も便利ですが、手間を省きたい場合は、PDF化やオンラインサービスを利用する方法が効果的です。自分の作業スタイルやセキュリティの必要性に応じて、最適な方法を選んでファイルを保護しましょう。


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