CentOS6.10を使用している環境で、大容量データをコピーした後にコピーの進行状況や完了状態を確認する方法について解説します。シェル端末でのコピー操作後にプロンプトが戻らない場合でも、確認方法を知っておくことで安心して作業を進めることができます。
1. コピー操作後にコマンドプロンプトが戻らない理由
Linuxでのコピー操作中、コマンドプロンプトが戻らないのは、データのコピーが進行中であることを示しています。コマンドライン操作では、コピーが完了するまでプロンプトが返ってこないため、コピー中はそのまま待機する必要があります。
2. コピー進行状況を確認する方法
コピーの進行状況を確認するための方法として、いくつかのコマンドがあります。以下のコマンドを使うことで、データ転送の状態を確認できます。
- ps aux: 実行中のプロセスを表示し、コピー処理を確認できます。
- iotop: ディスクI/Oを監視するツールで、コピー中のディスクの使用状況をリアルタイムで確認できます。
- ls -lh: コピー先のディレクトリで、ファイルサイズを確認することで、進行状況を推測できます。
3. コピーが完了したかどうかを確認する方法
コピーが完了したかどうかを確認するには、以下の方法が役立ちます。
- ファイルサイズを確認する: コピー元とコピー先のファイルサイズが一致するか確認します。
- ファイルのハッシュ値を比較する: コピー元とコピー先で
md5sumやsha256sumを使用してハッシュ値を比較します。
4. コピー操作が終了した場合のシェル端末の動作
コピーが完了すると、コマンドプロンプトが再び表示され、ユーザーが次の操作を行えるようになります。プロンプトが戻らないままの場合は、まだコピーが進行中であることを意味しています。
5. よくある問題とその解決策
コピーが終了しない、または遅い場合、以下の点を確認してください。
- ディスクの空き容量: コピー先のディスクに十分な空き容量があるか確認してください。
- USB接続の速度: 外付けHDDがUSB2.0接続の場合、転送速度が遅くなることがあります。USB3.0や高速な接続を使用すると効果的です。
- バックグラウンドプロセス: コピー中に他のプロセスがディスクを使用していないか確認し、可能であれば不要なプロセスを停止します。
まとめ
Linux(CentOS6.10)で大容量データをコピーした後の確認方法について、進行状況を確認する方法やコピー完了後の確認方法を解説しました。コマンドプロンプトが戻らない場合は、データ転送が進行中であるため、焦らずに確認ツールを使って状況を把握しましょう。


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