JW-CADでA1サイズの1/50縮尺の建築図面をA3サイズの1/100縮尺に変更する方法について、よくある問題とその解決策を紹介します。図面の縮尺や用紙サイズを変更しても、元の表題枠が小さくなってしまう問題の対処法を解説します。
1. JW-CADでの縮尺変更の基本
JW-CADで図面を縮尺変更するには、単に用紙サイズや縮尺の設定を変更するだけではなく、図面全体のスケールを再設定する必要があります。これにより、図面を希望通りのサイズで適切に印刷できるようになります。
2. 用紙サイズと縮尺の変更方法
まず、A1の1/50縮尺の図面をA3に変更するためには、以下の手順で操作します。
- 「ページ設定」でA3サイズを選択
- 「縮尺設定」で1/100に設定
- 用紙に合わせて図面の内容を再調整
ただし、このままでは表題枠が非常に小さくなってしまうため、注意が必要です。
3. 表題枠を適切に調整する方法
A3に変更した際に表題枠が小さくなる問題を解決するためには、表題枠自体のサイズを再設定する必要があります。まず、表題枠を選択し、「図形サイズ変更」オプションで適切な大きさに調整してください。
さらに、図面全体のスケールを変更するためには、図面内のすべての要素を選択し、「スケール変更」機能を使用して、縮尺を1/100に合わせます。
4. 印刷設定での調整
縮尺を変更した後、印刷設定で「ページに合わせて印刷」を選択することで、A3用紙に対して図面が適切に配置されるようになります。これにより、用紙に収めつつも、表題枠や他の要素の配置が維持されます。
5. よくある問題とその解決方法
縮尺や用紙サイズの変更後に図面がうまく表示されない場合、以下の点を確認してください。
- 用紙サイズが正しく設定されているか
- 縮尺が正確に反映されているか
- 表題枠や図面内容が適切に調整されているか
まとめ
JW-CADでA1からA3への縮尺変更を行う際には、単純に用紙サイズや縮尺を設定するだけでなく、表題枠や図面全体のスケールを再調整することが必要です。これにより、印刷時に図面が適切なサイズで収まるようになります。


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