ArduinoでMSP2807 TFT液晶モジュールを使って「Hello, World!」を表示しようとしたときに、白い画面しか表示されない問題が発生した場合、いくつかの原因が考えられます。この記事では、その原因と解決方法を紹介します。
MSP2807 TFT液晶モジュールの基本設定
まず、MSP2807 TFT液晶モジュールをArduinoに接続する際の配線が正しく行われていることを確認しましょう。通常、以下の配線が推奨されています。
- VCC → 5V
- GND → GND
- SCL (SCK) → Arduino 13番ピン
- SDA (MOSI) → Arduino 11番ピン
- LED → 5V(バックライト)
- TFT_CS → 10番ピン
- TFT_RST → 9番ピン
- TFT_DC → 8番ピン
これが正しく接続されていないと、画面が表示されない原因になります。
コードの確認
コードは正しく記述されていますが、最初に液晶の初期化が行われているか確認する必要があります。コード内で`tft.begin()`を呼び出していますが、これが成功しない場合、液晶が白い画面を表示することがあります。初期化に失敗した場合は、シリアルモニタでエラーが表示されていないか確認してください。
また、`tft.fillScreen(ILI9341_WHITE)`は画面全体を白く塗りつぶすコマンドなので、これは問題ありませんが、もし表示がされない場合は液晶が正常に接続されているかを再確認しましょう。
バックライトの設定
一部の液晶モジュールでは、バックライトが正しく接続されていない場合、画面が暗く見えることがあります。バックライトのピン(LEDピン)が5Vに接続されていることを再確認し、十分な電力供給が行われているか確認してください。
液晶モジュールの不具合と対処方法
もし配線やコードに問題がない場合、液晶モジュール自体に不具合がある可能性も考えられます。別のモジュールを試すか、サポートサイトや販売店に問い合わせて、交換や返品の手続きを検討してください。
まとめ
MSP2807 TFT液晶モジュールを使用する際、配線が正しく接続され、コードが適切に設定されていることを確認することが最も重要です。また、バックライトや初期化処理の確認を行うことで、表示されない問題を解決できる可能性があります。それでも解決しない場合は、モジュール自体の問題も考え、サポートに問い合わせることをお勧めします。


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