Microsoft Accessを使い始めたばかりでフォームを作成していると、ページヘッダーとフォームヘッダーの違いに悩むことがあるかもしれません。特に、フォームビューでタイトルが表示されない問題などに直面すると、どの部分に何を配置するべきかが不明確になりがちです。この記事では、ページヘッダーとフォームヘッダーの違いについて詳しく解説し、フォーム作成時の注意点を紹介します。
ページヘッダーとフォームヘッダーの基本的な違い
Microsoft Accessのフォームデザインビューには、ページヘッダーとフォームヘッダーという二つのセクションがあります。これらは似ているようで、用途が異なります。
- ページヘッダー:ページごとに表示されるセクションです。複数ページに渡るフォームを作成する場合、ページヘッダーは各ページの上部に表示されます。主に印刷レイアウト時に使用され、フォームビューでは表示されません。
- フォームヘッダー:フォーム全体に一度だけ表示されるセクションです。フォームを開いた際に最初に表示される部分で、タイトルやロゴなど、フォーム全体に共通する情報を配置するのに使います。フォームビューでも必ず表示されます。
なぜページヘッダーがフォームビューに表示されないのか
ページヘッダーは、フォームが複数ページに渡る場合にページごとに表示されることを目的として設計されています。そのため、フォームビューではページが1ページとして表示されるため、ページヘッダーの内容は表示されません。したがって、フォームビューでタイトルなどを表示させたい場合は、ページヘッダーではなくフォームヘッダーに配置する必要があります。
もしフォームビューでもタイトルを表示させたいのであれば、フォームヘッダーを使うのが正解です。フォームヘッダーにタイトルを配置することで、フォームを開いたときに必ずタイトルが表示されるようになります。
フォームヘッダーに適切な情報を配置する方法
フォームヘッダーに情報を配置するには、フォームデザインビューを開き、ヘッダー部分にテキストボックスやラベルを追加します。これにより、フォームが開かれるたびにその情報が表示されます。フォームヘッダーは、タイトルや会社名、フォームの目的など、フォーム全体に関わる重要な情報を配置するために最適な場所です。
フォームヘッダー内のラベルやテキストボックスには、プロパティを設定することで表示方法をカスタマイズできます。例えば、テキストのフォントや色を変更したり、配置を調整したりできます。
フォームデザインビューの確認と修正方法
フォームデザインビューでページヘッダーとフォームヘッダーの配置を確認することは重要です。もしページヘッダーをフォームビューで表示させたい場合、フォームビューではなく、レポートビューや印刷プレビューで確認することをお勧めします。
フォームビューではフォームヘッダーだけが表示されるので、フォーム全体の見栄えをチェックし、必要な修正を行う際はフォームヘッダーに情報を追加するようにしましょう。
まとめ
Microsoft Accessでフォームを作成する際、ページヘッダーとフォームヘッダーの違いを理解することは非常に重要です。フォームビューではページヘッダーは表示されないため、タイトルなどの情報はフォームヘッダーに追加する必要があります。これにより、フォームを開いたときに必要な情報が正しく表示されるようになります。フォームデザインを適切に行い、ユーザーにとって使いやすいフォームを作成しましょう。


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