Windows 11 Homeでは、標準でリモートデスクトップ機能が利用できませんが、iPadから自宅のPCの画面をリモートで見る方法はあります。今回は、その方法について詳しく解説します。PCの画面を外出先でも簡単に見るためのステップを紹介します。
リモートデスクトップの代替手段とは?
Windows 11 Homeには、標準でリモートデスクトップ機能が備わっていませんが、他のソフトウェアやサービスを利用することで、同じような機能を実現できます。最も簡単にできる方法は、サードパーティ製のリモートデスクトップアプリを使うことです。
例えば、「Chromeリモートデスクトップ」や「AnyDesk」などのアプリは、Windows 11 Homeでも利用可能で、iPadからPCの画面にアクセスするために非常に便利です。
Chromeリモートデスクトップを使って接続する方法
Chromeリモートデスクトップは、Googleが提供する無料のサービスで、インターネット越しにPCを操作することができます。以下の手順で設定できます。
- まず、PCにGoogle Chromeブラウザをインストールします。
- Chromeウェブストアから「Chromeリモートデスクトップ」をインストールし、Googleアカウントでログインします。
- 設定を完了させ、PCでリモートアクセス用のPINコードを設定します。
- iPadに「Chromeリモートデスクトップ」アプリをインストールし、Googleアカウントでログイン後、PCを選択して接続します。
これで、iPadからWindows 11 PCの画面にアクセスできるようになります。
AnyDeskを使ったリモート接続の設定方法
AnyDeskは、高速で使いやすいリモートデスクトップツールで、Windows 11 Homeでも問題なく使用できます。以下の手順で設定できます。
- まず、AnyDeskをPCにインストールします。
- インストール後、アプリケーションを起動し、表示されるAnyDeskのアドレスをメモします。
- 次に、iPadにAnyDeskアプリをインストールし、PCのAnyDeskアドレスを入力して接続します。
- 接続時には、PC側でリモートアクセスを許可する必要があります。
AnyDeskでは、高解像度の画面共有が可能で、スムーズに操作できるので非常に人気があります。
VNC(Virtual Network Computing)を使う方法
VNCは、リモートデスクトップを利用するためのプロトコルで、Windows 11でも使えます。VNCを使うには、PC側にVNCサーバーをインストールし、iPad側にVNCクライアントアプリをインストールする必要があります。
代表的なVNCサーバーソフトウェアとして「TightVNC」や「RealVNC」などがあり、これらをPCにインストールして設定を行います。iPadには「VNC Viewer」などのクライアントアプリをインストールし、PCのIPアドレスを入力して接続します。
セキュリティ対策と注意点
リモート接続を設定する際には、セキュリティにも注意が必要です。リモートデスクトップを使うことで、外部からPCにアクセスできるようになるため、強固なパスワードやPINコードを設定することが重要です。
また、可能であればVPN(仮想プライベートネットワーク)を使用して、接続をより安全に保つことをお勧めします。これにより、インターネット越しの通信が暗号化され、より安全なリモートアクセスが可能となります。
まとめ
Windows 11 HomeでiPadからPCの画面をリモートで見るためには、ChromeリモートデスクトップやAnyDesk、VNCなどのサードパーティ製ツールを使う方法があります。これらを利用することで、簡単にPCの画面をiPadで操作することが可能です。セキュリティ面にも配慮し、安心してリモート接続を楽しみましょう。


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