チームTシャツを作成するために、Photoshopで作成したデザイン画像の解像度に関して「300ppi」と「300dpi」の違いで混乱した方も多いと思います。特に、画像を送った際に「解像度が100dpi」と言われた場合、どのようにデータを正しく保存すべきかについて解説します。
「ppi」と「dpi」の違い
まず、ppi（ピクセル・パー・インチ）とdpi（ドット・パー・インチ）は似ている概念ですが、異なる意味を持っています。ppiは画面やデジタル画像の解像度を指し、dpiは印刷物の解像度を示します。通常、デザイン制作ではppiを基準にして解像度を設定しますが、印刷業者からdpiで指定されることがあります。
印刷業者が「300dpi」と指定する場合、画像が印刷される際に1インチあたりのドット数を示しています。これは、印刷物での詳細さや鮮明さを表す重要な要素です。
Photoshopでの解像度設定方法
Photoshopで解像度を300dpiに設定するには、以下の手順を実行します。
- Photoshopで画像を開きます。
- 「画像」メニューから「画像解像度」を選択します。
- 解像度の設定で「300dpi」を入力します。
- 「再サンプル」のチェックボックスをオフにして、ピクセル数が変更されないようにします。
- OKをクリックして設定を保存します。
これで、解像度が300dpiで設定された画像が作成されます。ここで重要なのは、印刷用データとして「300dpi」に設定し、画像のサイズやピクセル数が必要に応じて調整されることです。
JPEGで保存する際の注意点
JPEG形式で保存する際、保存時に解像度が変わることがあります。PhotoshopでJPEGとして保存する際には、保存ダイアログボックスで「画像オプション」を選択し、適切な圧縮レベルを設定します。また、JPEG形式では非可逆圧縮が行われるため、保存時に品質を選択することが重要です。
JPEGとして保存する場合、解像度が変わってしまうことがありますので、保存前に再度「画像解像度」を確認することをお勧めします。
印刷業者の要求に合った形式でデータを提供する方法
印刷業者から「300dpiで送ってほしい」と言われた場合、必ず解像度を300dpiに設定した画像を送るようにしましょう。保存形式は、PDFやTIFF形式など、印刷業者が指定した形式に合わせることが重要です。これらの形式は、JPEGよりも品質を保ちやすいので、特に印刷に使用する場合はお勧めです。
また、psdファイルが開けない場合を考慮してJPEG形式で送る場合でも、解像度を確認してから保存しましょう。
まとめ
「300ppi」と「300dpi」の違いを理解し、Photoshopで正しい解像度を設定することが重要です。印刷業者からの要求に合ったデータを送るためには、解像度を適切に設定し、保存時にその設定を確認することが必要です。JPEGで保存する際は、解像度が変わらないように注意し、必要に応じてPDFやTIFFなど他の形式で保存することをお勧めします。
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