Windows 10からWindows 11にアップグレード後に発生するデュアルモニターの不具合。特に、サブモニターがかくついたり、画面表示に不具合が生じたりする問題に悩まされている方も多いでしょう。この記事では、この問題の原因と解決方法について詳しく解説します。
デュアルモニターにおけるWindows 11の不具合
Windows 10では問題なく動作していたデュアルモニターが、Windows 11にアップグレード後に不具合を起こすことがあります。特に、サブモニターの画面がかくつく、表示されない、もしくはメインモニターとサブモニターが交互に表示されるといった問題です。
これらの問題は、Windows 11の設定やドライバ、ハードウェアの互換性などが原因であることがあります。まずは、基本的な設定や接続方法を確認することが重要です。
ハードウェアの設定確認
まず、グラフィックカード(GPU)やモニターの接続方法を確認しましょう。Windows 11にアップグレードすることで、GPUドライバの設定が変更されたり、モニターの設定が適切に認識されない場合があります。
特に、モニターのリフレッシュレート(Hz)の設定が原因で、サブモニターがかくつくことがあります。メインモニターが240Hzでサブモニターが60Hzの場合、リフレッシュレートに差があるため、両モニターの動作が不安定になることがあります。サブモニターのリフレッシュレートを60Hzに設定してみましょう。
ドライバとWindows 11の設定を確認
Windows 11にアップグレード後は、GPUドライバが古いままだと問題が生じやすくなります。最新のドライバにアップデートすることで、モニターの接続問題が解決することがあります。
また、ディスプレイ設定を確認して、モニターの解像度や拡張ディスプレイの設定が正しいかを再確認してください。特に、「複数のディスプレイの設定」セクションで、ディスプレイの配置やプライマリモニターの設定をチェックしましょう。
グラフィックカードの差し直しと接続ケーブルの確認
問題が続く場合、グラフィックカード(GPU)を再度差し直すことも試してみましょう。特に、DP(DisplayPort)接続を使用している場合、ケーブルやポートに不具合がある可能性もあります。別のケーブルやポートに変更して、問題が解決するかを確認してみてください。
また、使用しているモニターケーブル(DPやHDMI)に互換性の問題がないかも確認しましょう。古いケーブルや低品質なケーブルを使っている場合、映像信号がうまく送信されないことがあります。
トラブルシューティングの追加手順
上記の方法で問題が解決しない場合、以下の追加手順を試してみてください。
- モニタードライバの再インストール:ディスプレイドライバを再インストールすることで、解決する場合があります。デバイスマネージャーからディスプレイアダプタを右クリックし、再インストールを試みてください。
- Windows Updateの確認:Windows 11の最新の更新プログラムをインストールして、問題が修正されているかを確認しましょう。
- GPU設定のリセット:GPUの設定をリセットして、デフォルト設定に戻すことで、モニターの認識問題が解決することがあります。
まとめ
Windows 11でデュアルモニターの問題が発生する場合、ハードウェアの設定やドライバ、ケーブルの確認が必要です。特に、リフレッシュレートの差やグラフィックカードの設定が原因となることが多いので、設定を見直すことが解決への第一歩です。
問題が解決しない場合は、さらなるトラブルシューティングを行い、必要であればサポートに問い合わせることも検討しましょう。


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