AutoCADで2D図面を作成する方法:3Dモードを無効にして平面作成

CAD

AutoCADでの使用において、3Dモードに切り替わってしまうと、2D図面作成が非常に扱いにくく感じることがあります。特に、カッティングプロッター用のデータを作成する場合、3D機能は不要であり、平面のみの作成に集中したい方も多いでしょう。この記事では、AutoCADで2D図面を描くための設定方法について詳しく解説します。

AutoCADの3Dモードを無効にして2Dモードにする方法

AutoCADはデフォルトで3Dモードが有効になっている場合がありますが、カッティングプロッター用の2D図面作成には3Dモードを無効にする必要があります。2Dモードで作業を行うために、以下の方法で3D機能を無効にしましょう。

1. 2Dワークスペースに切り替える

AutoCADには「ワークスペース」という概念があり、これを切り替えることで、2D作業に必要なツールや設定が自動的に表示されます。ワークスペースを2Dに変更する手順は以下の通りです。

  1. 画面右下にある「ワークスペース切替」ボタン(またはコマンドライン)をクリックします。
  2. 「Drafting & Annotation」または「2D Drafting」を選択します。
  3. これにより、2D専用のツールバーや設定が表示され、3Dの機能を無効にできます。

2. 3Dモードを手動で無効にする

「3Dモード」や「3Dワークスペース」を無効にすることで、完全に2D作業に専念できます。コマンドラインに「3dview」や「VIEW」を入力し、表示される3Dビューの設定を解除する方法もあります。

AutoCADでのカッティングプロッター用のDXF書き出し設定

カッティングプロッター用のデータとして、AutoCADで作成した図面をDXF形式で書き出す方法は非常に簡単です。DXF形式は多くのカッティングマシンで対応しているため、このフォーマットで保存することが一般的です。

1. DXF形式で保存する

図面を作成した後、以下の手順でDXF形式にエクスポートします。

  1. 「ファイル」メニューをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。
  2. 「保存する場所」を指定し、ファイルの種類を「DXF」形式に設定します。
  3. 保存ボタンをクリックして、DXFファイルを保存します。

これでカッティングプロッター用のデータとして利用できるDXFファイルが完成します。

2. DXF書き出し時の設定に注意

DXF形式で書き出す際には、特に「AutoCAD DXF Version」の設定に注意が必要です。カッティングプロッターによっては、特定のDXFバージョンしか対応していないことがあるため、適切なバージョンを選択することをおすすめします。

2Dデータ作成に必要な他の設定

カッティングプロッター用のデータを作成する際、2D図面作成において以下の設定を行うことで、よりスムーズに作業を進めることができます。

1. 線種と線幅の設定

カッティングマシンは、線の種類や幅に応じて異なる動作をします。したがって、線種(例えば「切断線」や「スコア線」)を適切に設定することが重要です。AutoCADでは、線種や線幅を変更することで、カッティングマシンに正確な指示を出すことができます。

2. 寸法とスケールの設定

2D図面を作成する際に、寸法が重要な場合、寸法ツールを使って正確な寸法を設定します。また、カッティングプロッターの設定に合わせて、スケールを調整しておくことも大切です。

まとめ

AutoCADを使用してカッティングプロッター用の2Dデータを作成するためには、まず3Dモードを無効にし、2Dワークスペースに切り替えることが大切です。その後、DXF形式で保存して、カッティングマシンに適した設定でデータを保存することができます。これらの手順を踏むことで、正確なカッティングデータを作成し、プロッターでの作業をスムーズに行うことができます。

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