Gitを再度触り始めた方にとって、作業の手順やマナーを再確認することは大切です。この記事では、Gitを使った基本的な作業の流れと、マナーについて解説します。特に、プロジェクトに新しいフォルダを作成してプルリクエストを行う際の正しい手順について、詳しく説明します。
1. Gitの基本的な作業フロー
Gitを使った作業は、基本的に次の流れで進めます。
- クローン:リモートリポジトリをローカルにコピーします。
- ブランチ作成:作業を行うための新しいブランチを作成します。
- 作業:作業内容をコミットし、ブランチに反映させます。
- プッシュ:変更内容をリモートリポジトリに反映させます。
- プルリクエスト:他のメンバーにレビューを依頼します。
これらの基本的な流れを守ることで、複数人での作業がスムーズに進みます。
2. ブランチを切る理由とその重要性
作業を行う際に「main」ブランチに直接コミットするのは避けるべきです。mainブランチは通常、常に安定した状態を保つために使用され、他の人が作業する際のベースになります。
そのため、新しい機能を追加したりバグを修正したりする場合には、まず自分用のブランチを作成し、その中で作業を行うことが推奨されます。これにより、他の開発者と衝突することなく、安全に作業を行うことができます。
3. ブランチ作成後の作業手順
次のステップは、作業を行うためにブランチを作成することです。以下の手順でブランチを作成し、作業を進めることができます。
- 新しいブランチの作成:Gitコマンドで新しいブランチを作成します。例えば、`git checkout -b my-feature` で新しいブランチを作成します。
- 作業を行う:新しいファイルを追加したり、既存のファイルを変更します。
- コミット:変更をローカルでコミットし、作業内容を反映させます。
- プッシュ:ローカルの変更をリモートリポジトリにプッシュします。`git push origin my-feature` でプッシュします。
この手順を守ることで、他のメンバーとの作業の衝突を防ぐことができます。
4. コミットとプルリクエストの流れ
作業が完了したら、ブランチをmainブランチに統合するためにプルリクエストを作成します。プルリクエストは、他の開発者に自分の作業をレビューしてもらうための重要な手続きです。次の手順でプルリクエストを作成します。
- プルリクエストの作成:GitHubやGitLabなどのリモートリポジトリサービスを使用して、作業したブランチをmainブランチに統合するためのプルリクエストを作成します。
- レビューと修正:他の開発者がコードをレビューし、必要な修正を行います。
- マージ:レビューが完了したら、mainブランチにマージします。
これにより、コードの品質を保ちながら、チーム全体で効率的に作業を進めることができます。
5. まとめと注意点
Gitを使った作業には基本的な流れとルールがあります。特に、作業前にブランチを作成し、mainブランチには直接コミットしないことが重要です。また、プルリクエストを使用して他の開発者に作業をレビューしてもらうことで、品質の高いコードを維持できます。
今回の質問のように、既にmainブランチに直接コミットしてしまった場合でも、作業内容が他のファイルに影響を与えていなければ、修正や再コミットで問題を解決できることが多いです。ですが、今後はブランチを切ることを習慣にしましょう。


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