Illustratorで作成した画像をスマートフォンで保存したい場合、保存形式や解像度に関して悩むことがよくあります。PCで作成したファイルをスマホに転送する際、開くとIllustratorが起動する形式と、画像がそのまま表示される形式では、画質に大きな違いが出ることがあります。この記事では、スマホで画像を最高画質で保存するための最適な方法を解説します。
Illustratorの保存形式について
Illustratorで作成したファイルを保存する際、保存形式にはいくつかの選択肢があります。主に、AIファイル(Illustrator形式)やEPS、PDF、JPEG、PNGなどの画像ファイル形式が選ばれます。
Illustrator形式(AIファイル)は、Illustratorで編集可能なベクター画像として保存されますが、このファイルはスマートフォンで直接画像として表示することはできません。一方、JPEGやPNGなどの画像ファイル形式は、スマートフォンでも簡単に表示できるため便利ですが、拡大すると画質が劣化する可能性があります。
スマホでの画像保存のための最適なファイル形式
スマートフォンで画像を高画質のままで表示・保存したい場合、どの形式で保存すべきかを考える必要があります。
最も適した形式は、PNGまたはJPEGです。これらの形式は、スマホで簡単に表示でき、画質を維持しやすいです。特に、PNG形式は圧縮率が高く、透明な背景を持つ画像も保存できるため、PhotoshopやIllustratorで作成したグラフィックの保存に適しています。
最高画質で保存する方法:IllustratorからPNG形式で保存する
Illustratorで作成した画像をスマホに転送する際、最高画質で保存するための方法を説明します。
- 手順1: Illustratorで作成したファイルを開きます。
- 手順2: 「ファイル」メニューから「書き出し」を選択し、「Web用に保存」をクリックします。
- 手順3: 保存形式として「PNG-24」を選択し、解像度を「高解像度」に設定します。
- 手順4: 画像を保存し、そのファイルをDropboxなどでスマホに転送します。
これにより、Illustratorで作成したグラフィックを高画質でPNG形式として保存し、スマホに転送しても、画質の劣化を防ぐことができます。
AIファイルをスマホで表示したい場合の方法
もし、IllustratorのAIファイルをスマホで表示したい場合は、AIファイルをPDFとして保存し、スマホで表示する方法があります。
- 手順1: Illustratorで作成したAIファイルを開き、「ファイル」メニューから「別名で保存」を選択します。
- 手順2: 保存形式として「PDF」を選び、「保存」をクリックします。
- 手順3: PDFファイルをスマホに転送します。
PDFファイルはスマートフォンで簡単に表示できますが、編集することはできません。もし編集もしたい場合は、専用のアプリが必要です。
まとめ
Illustratorで作成した画像をスマホで保存するためには、適切な保存形式を選ぶことが重要です。PNGやJPEG形式で保存すれば、スマホで高画質のまま画像を表示することができます。もしIllustratorのAIファイルをスマホで表示したい場合は、PDF形式に変換して保存する方法もあります。
これらの方法を駆使して、スマートフォンでも高画質な画像を保存し、どこでも簡単にアクセスできるようにしましょう。


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