Windows 11 バージョン 24H2以降、NASの共有フォルダがWinampの監視フォルダに表示されなくなる問題が発生しているユーザーが増えているようです。この問題が発生すると、ネットワーク上の共有フォルダをWinampに追加することができなくなり、音楽の検索や管理が非常に困難になります。この記事では、この問題の原因を探り、解決方法について解説します。
WinampでNASフォルダが表示されない理由
Windows 11 バージョン 24H2以降、ネットワーク接続の仕様に変更が加えられたことが、NASの共有フォルダがWinampの監視フォルダに表示されない原因となっている場合があります。特に、SMB(Server Message Block)プロトコルに関連するネットワークの設定が影響を及ぼすことが考えられます。
NASがSMB1をサポートしていない場合や、Windowsの「SMBv1」のサポートが無効になっている場合、WinampがNASの共有フォルダにアクセスできなくなることがあります。これにより、ネットワーク経由での監視フォルダの追加ができなくなります。
NASとWindowsのSMB設定を確認する
まず、NASがSMB1をサポートしているかどうかを確認し、必要に応じて設定を変更することをお勧めします。また、Windows 11でSMB1を有効にする方法を確認することも重要です。SMBv1が無効化されている場合、次の手順で再度有効化できます。
- 「スタート」メニューを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
- 次のコマンドを入力して、SMB1を有効化します:
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName smb1protocol - 再起動後、設定が反映されます。
この設定を行うことで、WinampがNASの共有フォルダにアクセスできるようになることがあります。
Winampでの監視フォルダの設定方法
Winampの監視フォルダ機能を使用することで、指定したフォルダにある音楽ファイルを自動的に検出し、ライブラリに追加することができます。しかし、NASのフォルダが監視フォルダに追加できない場合、代替手段としてプレイリストを利用する方法もあります。
プレイリストを手動で作成し、その中にNASのフォルダから曲を追加することが可能です。これにより、検索や再生の問題を回避することができます。ただし、検索機能が使えない場合、手動でファイルを管理する必要があります。
NASの共有フォルダの再確認と接続設定
NASが正常に接続されていることを確認するためには、以下の手順を試してください。
- Windowsの「ネットワーク」セクションに移動し、NASが正しく表示されているか確認します。
- ネットワークの設定を確認し、NASのIPアドレスやアクセス権限が適切に設定されているか確認します。
- NASのファイアウォール設定を見直し、必要なポートが開いていることを確認します。
これらの設定を確認した後でも問題が解決しない場合、NAS側の設定(例えば、アクセス許可やSMBのバージョン設定)を再確認する必要があります。
まとめ:WinampとNAS共有フォルダのトラブルシューティング
Windows 11 バージョン 24H2以降に発生するWinampでのNAS共有フォルダの表示問題は、SMBプロトコルやネットワーク設定に関連する可能性があります。設定を調整し、SMB1を有効化することで、ネットワーク上のNASフォルダにアクセスできるようになる場合があります。
また、プレイリストを利用することで、監視フォルダにNASの音楽ファイルを追加する代替手段として活用できます。ネットワーク接続や設定を再確認することで、Winampの監視フォルダ問題を解決し、快適に音楽を管理できるようになるでしょう。


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