FH-8500DVSディスプレイオーディオでUSBメモリを使ってMP4ファイルを再生しようとした際に、フォーマットの違いでエラーが出ることがあります。特に、USBメモリのフォーマットに関しては、どの形式を選べば正常に再生できるのかという点で悩む方も多いです。この記事では、USBメモリのフォーマットと再生に関する問題を解決するためのポイントと対策について解説します。
USBメモリのフォーマット形式と再生の関係
FH-8500DVSディスプレイオーディオは、USBメモリを使って音楽や動画を再生できる便利な機能を提供していますが、再生できるファイル形式やフォーマットには制限があります。特に、USBメモリをFAT32、FAT16、NTFSなどでフォーマットした場合、フォーマットの違いにより再生ができるかどうかが決まります。
一般的に、FAT32は多くのデバイスで広くサポートされており、互換性も高いです。しかし、FAT16やNTFSのサポートに関しては、機種によって異なる場合があります。
なぜFAT16でしか再生できないのか?
質問者が直面した問題は、USBメモリをFAT32やNTFSでフォーマットしても、再生できないという点です。これは、FH-8500DVSがFAT32をサポートしているが、NTFSや一部のFAT32の設定(特に大容量メモリ)に対応していないためです。
FAT32の制限として、最大ファイルサイズが4GBに制限される点があるものの、FH-8500DVSが対応している範囲内であれば、通常のMP4ファイルは問題なく再生できるはずです。しかし、大容量のファイルや異なるフォーマットが問題を引き起こす場合もあります。
試すべきUSBフォーマットの選択肢
USBメモリのフォーマット形式について、再生可能な設定を選ぶために試すべきオプションは以下の通りです。
- FAT16: 最も基本的で互換性の高い形式で、特に小さい容量のメモリカードでは最適です。質問者のようにFAT16で正常に再生できる場合があります。
- FAT32: 一般的にUSBメモリでは最も広く使用されているフォーマットで、最大容量32GBまで対応しています。ただし、大きなファイルがある場合は注意が必要です。
- NTFS: より大きなファイルサイズをサポートしますが、FH-8500DVSではNTFSがうまく認識されないことがあるため、推奨されません。
特に、容量が小さいUSBメモリ(例えば4GB〜8GB)ではFAT16やFAT32が最も適しています。大容量メモリを使用する場合は、必ずFAT32でフォーマットし、ファイルサイズが4GBを超えないように注意してください。
再生できない場合の対策
もし、フォーマットを変更しても再生できない場合、次のような対策を試してみてください。
- USBポートの確認: しばしば、使用するUSBポートが正常に動作していない場合があります。別のポートを試してみると解決することがあります。
- メディアファイルの確認: MP4ファイル自体に問題がある場合も考えられます。異常なエンコードや、サポートされていないコーデックが原因で再生できないことがあります。動画の形式やコーデックを確認し、再エンコードしてみましょう。
- ファームウェアの更新: ディスプレイオーディオのソフトウェアやファームウェアのバージョンが古い場合、特定のフォーマットや機能に対応していないことがあります。最新のファームウェアに更新することで、問題が解決する場合があります。
まとめ
FH-8500DVSでUSBメモリの再生に問題がある場合、まずはフォーマット形式をFAT16またはFAT32にしてみることが重要です。FAT16は特に小さい容量のUSBメモリに適しており、再生に問題がなければこれを利用するのがベストです。NTFSや他のフォーマットでは再生に失敗することがあるため、推奨されません。また、再生できない場合はUSBポートやファイル自体、ファームウェアの更新なども試してみてください。


コメント