PowerDirectorを使用して動画編集を行っている際、パソコンを買い替えた場合や旅行先でサブのパソコンを使用したい時に、保存している「タイトルルーム」の「お気に入り」や「カスタム」の設定を新しいパソコンに同期させる方法について解説します。
1. PowerDirectorの設定同期の基本
PowerDirectorでは、プロジェクトや素材、エフェクトなどの設定を複数のパソコンで同期させることができます。ただし、「お気に入り」や「カスタム」の設定を別のPCに同期させるためには、いくつかの手順を踏む必要があります。まず、PowerDirectorの設定をクラウドで同期するためには、CyberLinkアカウントを利用する必要があります。
これにより、異なるPC間でデータの引き継ぎや同期が可能になります。以下では、同期のための具体的な手順を説明します。
2. CyberLinkアカウントを利用した同期方法
PowerDirectorで「お気に入り」や「カスタム」を同期するための基本的な方法は、CyberLinkアカウントを使うことです。これにより、異なるPCで使用する際にも設定を簡単に同期することができます。まず、以下の手順で設定を行いましょう。
- CyberLinkアカウントを作成・サインイン:PowerDirectorを起動後、右上の「サインイン」ボタンからCyberLinkアカウントにサインインします。
- 設定の同期:アカウントにサインインした後、「設定の同期」オプションを選択し、設定内容をクラウドにアップロードします。
- 他のPCでサインイン:新しいPCにPowerDirectorをインストールし、同じCyberLinkアカウントでサインインします。これにより、先に同期した「お気に入り」や「カスタム」の設定が自動的に同期されます。
3. 手動で「お気に入り」や「カスタム」を転送する方法
CyberLinkアカウントを使用しない方法でも、「お気に入り」や「カスタム」のデータを手動で転送することができます。以下の手順で、別のPCにデータを移行することができます。
- データのエクスポート:PowerDirectorで保存した「お気に入り」や「カスタム」のデータをエクスポートします。エクスポート機能を使って、必要な設定をファイルとして保存します。
- ファイルの転送:エクスポートしたファイルをUSBメモリや外付けドライブに保存し、別のPCに転送します。
- データのインポート:新しいPCでPowerDirectorを起動し、「インポート」オプションから保存したファイルをインポートします。
この手動転送方法を使えば、CyberLinkアカウントを使わなくてもデータを別のPCに移行できます。
4. モバイル機器での設定同期
旅行先や外出先でモバイル機器を使用してPowerDirectorを操作したい場合、モバイル版のPowerDirectorを使用することができます。モバイル版ではPC版との完全な同期は難しい場合もありますが、サブPCで作業する際には、クラウドベースのデータ同期を使って「お気に入り」や「カスタム」のデータを活用することが可能です。
5. まとめ
PowerDirectorで「お気に入り」や「カスタム」の設定を別のPCと同期させるためには、CyberLinkアカウントを使用する方法が最も簡単で確実です。また、手動でデータを転送する方法でも問題なく同期が可能です。これらの方法を使えば、異なるPCや旅行先でもスムーズに作業を進めることができます。
自分の作業環境に合わせて、最適な同期方法を選び、効率的な動画編集ライフを送りましょう。


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