ARES CADを使って円を描く際、円の中心を指定したXY座標に配置する方法や、複数の円を一度に入力する方法は、CAD作業の効率を大きく向上させることができます。この記事では、ARES CADで円を描く際の中心座標の指定方法や、複数の円を同時に入力する方法について解説します。
ARES CADで円の中心XY座標を指定する方法
ARES CADで円を描く際、通常、円を指定した位置に描画するには、円の中心となる点を決める必要があります。XY座標を指定して円を描くには、以下の手順で行うことができます。
- コマンドライン入力:ARES CADのコマンドラインで「CIRCLE」と入力し、円の作成を開始します。次に、円の中心座標を入力する際に、希望するXY座標を指定します(例:X10,Y15)。
- 座標指定:コマンドが呼び出されると、円の中心を指定するためにクリックする代わりに、座標入力を選択できます。数値でXY座標を入力して、円を希望の位置に正確に配置します。
これにより、任意の場所に円を精密に描画することができます。もし他の座標を選択したい場合でも、簡単に座標を変更できます。
複数の円を一度に入力する方法
ARES CADでは、一度に複数の円を入力する方法もあります。手動で1つずつ円を描くのではなく、いくつかの円をまとめて作成することで、作業時間を短縮することができます。以下に、複数の円を一度に入力する方法を紹介します。
- 円の複製を使用する:1つの円を描いた後、その円を複製して配置することができます。コマンドラインで「COPY」を入力し、複製したい円を選択、移動距離や角度を指定して円を複製します。
- 円の配列機能を使う:ARES CADには「ARRAY」機能があります。この機能を使うことで、指定した間隔で複数の円を一度に配置できます。円を1つ描画した後、「ARRAY」を使い、円の数や配置間隔を指定して複数の円を自動的に作成できます。
これらの方法を使うことで、効率的に複数の円を描くことができ、デザインや作図作業のスピードが向上します。
座標指定と配列の組み合わせ
座標指定と配列機能を組み合わせると、さらに効率的に円を配置できます。たとえば、異なる座標に円を描く場合、まずは手動で最初の円を配置し、次に「ARRAY」機能を使って、希望する数の円を指定した間隔で配置します。これにより、手動で1つずつ円を描く手間を省き、作業の精度とスピードが大きく向上します。
また、座標指定を活用することで、正確な位置に円を配置できるため、設計図や精密な作業が必要な場合にも大変役立ちます。
まとめ:ARES CADで円の中心座標指定と複数円の入力方法
ARES CADを使った円の描画作業は、XY座標を指定することで精度高く行え、複数円を一度に入力する方法を駆使することで、作業効率を大幅に向上させることができます。座標を指定する際には、コマンドラインで簡単に入力でき、複数円を配置するには「COPY」や「ARRAY」機能を使うことで、短時間で作業が完了します。
これらの方法をマスターすることで、ARES CADでの作図作業がさらにスムーズになり、時間を大幅に節約することができるでしょう。


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