Android 14からAndroid 15へのアップデートで、3ボタン式ナビゲーションバーのホームボタン長押し動作が変更されました。この変更により、アシストアプリの起動が長押しから、かこって検索に変更され、ユーザーにとっては不便さを感じることもあります。この記事では、ホームボタン長押しの動作を元に戻す方法や、ADBコマンドを使用して動作をカスタマイズする方法について解説します。
ホームボタン長押しの変更について
Android 14では、ホームボタンを長押しすることでアシストアプリが起動する動作が標準でした。しかし、Android 15のアップデート後、長押しで起動するのは「かこって検索」に変更されました。この変更が不便に感じるユーザーが多いため、元の動作に戻したいという声が上がっています。
Android 15では、代わりに右下または左下から斜め上にスワイプすることでアシストアプリを起動できるようになっていますが、使い慣れた長押しの方法を使いたいというニーズがあるため、これを元に戻す方法について検討します。
ADBコマンドを使ったカスタマイズ方法
Androidデバイスでの設定変更を自分好みにカスタマイズするためには、ADB(Android Debug Bridge)コマンドを使用することができます。ここでは、ホームボタン長押しの動作を変更するための手順について解説します。
まず、ADBを使って端末をPCと接続し、以下のコマンドを実行することで、ボタン動作を変更できる可能性があります。以下に、基本的なコマンドを紹介します。
adb shell settings put secure assist_structure_enabled 0
このコマンドは、アシストアプリの挙動を変更するための設定を無効にするものです。次に、もう一つのコマンドを使って検索機能の挙動を変更することができます。
adb shell settings put secure assist_structure_enabled 1
これにより、ホームボタンの長押しでアシストアプリが元に戻るかもしれませんが、動作しない場合もあるため、場合に応じて設定を調整してみてください。
アプリ設定でのカスタマイズ方法
もしADBコマンドがうまく動作しない場合、Android 15の設定メニュー内でアシストアプリの動作を変更することもできます。設定メニューの「アシスタントと音声入力」セクションで、アシストアプリを別のアプリに変更することができるため、こちらを確認して設定を変更するのも一つの方法です。
また、代替のアシストアプリを選択することで、カスタマイズしたい動作に近づけることが可能です。アシストアプリの設定を自由に変更することで、使いやすい環境を作り出すことができます。
まとめ
Android 15へのアップデート後、ホームボタン長押しの動作が変更され、アシストアプリの起動方法に不便を感じるユーザーが多いのは事実です。しかし、ADBコマンドを使用することで、動作をカスタマイズし、元の挙動に戻すことができる可能性があります。コマンドを試す前に、アプリの設定やAndroidのデフォルト設定を見直し、自分にとって使いやすい方法を見つけることが大切です。
試行錯誤を通じて、より効率的にAndroidデバイスを操作するためのカスタマイズが可能になるので、ぜひ自分のニーズに合わせた方法を試してみてください。


コメント