PowerPointで記号や特殊文字を挿入する際に、なぜか特定のフォント(例:MSPゴシック)に固定され、他のフォントに変更できないという問題が発生することがあります。この現象は、特定の設定やフォントの互換性が原因である場合が多いです。この記事では、この問題を解決するための方法を詳しく解説します。
PowerPointでフォントが固定される原因
PowerPointで「ν」や他の特殊文字を挿入した際にMSPゴシックに固定される主な原因の一つは、使用しているフォントの設定やスライドマスターの影響です。特に、スライドマスターでフォントが指定されている場合、その設定が優先されるため、挿入された文字や記号が変更できないことがあります。
また、PowerPointの「記号と特殊文字」ダイアログボックスで特定のフォント(例:Symbol)を選択しても、フォントが変更されないことがあるため、原因を特定するためにいくつかの設定を確認する必要があります。
スライドマスター設定を確認する
スライドマスターに設定されているフォントが影響を与えている場合、スライドマスターを確認して修正することで問題を解決できます。スライドマスターでフォント設定を変更するには、以下の手順を試してください。
- PowerPointを開き、「表示」タブから「スライドマスター」を選択します。
- スライドマスター内で、フォント設定を確認します。特に、英数字がArial、または他のフォントに設定されていることを確認します。
- スライドマスターの設定を変更した場合は、「閉じる」をクリックして変更を保存します。
これにより、スライドマスターで設定されているフォントが影響しなくなり、通常のフォント変更が反映されるようになります。
記号と特殊文字のフォント設定を確認する
記号や特殊文字を挿入する際に、特定のフォント(例えば「Symbol」)が選択されているかを確認することも重要です。PowerPointでは、記号や特殊文字がSymbolフォントに自動的に設定されることがあります。
これを変更するためには、記号と特殊文字のダイアログボックスを開き、表示されるフォントを適切に選択します。もし、フォントが変更できない場合は、次の方法で試してみましょう。
- 記号を挿入後、選択して「ホーム」タブからフォントを変更します。
- それでも変更できない場合、記号が挿入されているテキストボックスを選択し、再度フォントを設定してみてください。
文字スタイルの設定を再確認する
特定の文字スタイルが適用されている場合、そのスタイルが原因でフォント変更が反映されないことがあります。例えば、スタイルとして「MSPゴシック」が設定されている場合、挿入した文字にも自動的にそのスタイルが適用されます。
この場合は、スタイル設定を確認して、適切なフォントスタイルを選択してください。また、スタイルが原因である場合は、スタイル自体を変更するか、手動でフォントを変更することが有効です。
まとめ
PowerPointで記号や特殊文字のフォントを変更できない問題は、スライドマスターの設定や、記号挿入時のフォント設定が原因であることが多いです。スライドマスターの設定を確認し、適切なフォントを選択することで、問題を解決することができます。
また、記号や特殊文字を挿入する際のフォントを明示的に指定することで、MSPゴシックに固定される問題を避けることができます。これらの設定を調整することで、フォント変更が反映されない問題を解消できるでしょう。


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