Excelでグラフ作成時に縦軸の誤差範囲を設定しようとしても、標準偏差・標準誤差・パーセンテージ・固定値の4種類しか表示されない場合があります。このような問題は、設定や使用しているバージョンによって発生することが多いため、いくつかの解決方法を試す必要があります。
誤差範囲のユーザー設定が表示されない理由
Excelで誤差範囲を設定する際、「ユーザー設定」が表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
- グラフの種類が誤差範囲に対応していない
- 誤差範囲の設定が間違っている
- Excelのバージョンや設定に問題がある
誤差範囲に対応したグラフの種類を選択
まず、誤差範囲を設定できるグラフの種類は限られています。誤差範囲を設定するためには、散布図や折れ線グラフなど、数値データを表示するタイプのグラフを使用する必要があります。
これにより、「誤差範囲」のオプションが表示されるようになります。もし、棒グラフや円グラフを使用している場合は、誤差範囲を設定することはできません。
誤差範囲の設定を確認する
誤差範囲の設定に問題がある場合は、以下の手順を試してみてください。
- グラフを選択し、「グラフツール」の「デザイン」タブをクリック
- 「誤差範囲」を選択し、「その他の誤差範囲オプション」をクリック
- 誤差範囲の設定で「ユーザー設定」を選択
ここで、誤差範囲の数値を手動で入力することができるようになります。
Excelのバージョンによる制限
使用しているExcelのバージョンによっては、誤差範囲の設定に制限がある場合があります。特に、古いバージョンや特定の設定が原因で「ユーザー設定」が表示されないことがあります。
このような場合は、Excelの更新を確認し、最新のバージョンにアップデートすることで問題が解消されることがあります。
まとめ
Excelで縦軸誤差範囲のユーザー設定が表示されない場合、まずは使用しているグラフの種類が誤差範囲に対応しているか確認し、次に誤差範囲の設定を見直すことが重要です。もしそれでも解決しない場合は、Excelのバージョンアップデートを検討し、最新の状態で再試行してみましょう。

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