Word 2016を使用していると、特定の文字を入力した際にフォントが勝手に変更されることがあります。特に「5000」と入力するとMS明朝に変わってしまう現象が報告されており、これを解決するための方法を紹介します。
Word 2016でフォントが勝手に変更される原因
フォントが勝手に変更される原因は、Wordの自動フォント設定やスタイルに関連する設定が影響している場合があります。特に、数字や特定の文字を入力した際に、フォントが変更されることがあります。これは、Microsoft Wordが入力した内容を自動的に解釈し、異なるフォント設定を適用するためです。
例えば、「5000」や「5,000」などの数字が入力されると、特定のフォント設定が適用され、MS明朝に変更されることがあります。これは、Wordがデフォルトの設定で数字用のフォントを変更することによるものです。
問題を解決するための基本的な対処法
この問題を解決するためには、いくつかの方法があります。まず最初に試すべきは、フォントの設定を確認し、数字専用のフォント設定を確認することです。
- 「ホーム」タブの「フォント」セクションで、フォントを「HG丸ゴシックM-PRO」に設定します。
- 「日本語用フォント」および「英数字用フォント」を両方とも「HG丸ゴシックM-PRO」に設定し、「規定に設定」を選択します。
- 「スタイル」で設定したフォントが正しく適用されているか確認します。
これで、数字を入力した際にフォントが自動的に変更されることを防ぐことができます。
フォントが自動変更される特定のパターンに対処する方法
もし上記の手順を試しても問題が解決しない場合、特定の文字列(例:「5000」)が入力されるたびにフォントが変更される原因として、Wordの「自動フォーマット」機能が影響している可能性があります。この機能は、特定のパターンを認識して自動的に変更を加えることがあります。
自動フォーマットを無効にするには、以下の手順を試してみてください。
- 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 「校正」タブをクリックし、「オートコレクトのオプション」を選択します。
- 「入力オートフォーマット」タブで、「数字を自動的に変更しない」オプションをチェックします。
特殊文字や記号の設定に関する対策
「※」のような特殊文字を入力する場合、フォントが変わらないことがありますが、特定のフォント設定が原因でこの現象が発生していることもあります。これに関しては、特殊文字を入力するたびにフォントが変わらないように設定を見直すことが有効です。
特殊文字や記号に関しても、通常のフォント設定(HG丸ゴシックM-PRO)を適用し、全体のスタイルが統一されるようにしましょう。
まとめ
Word 2016でフォントが勝手に変更される問題は、主に自動フォント設定やスタイル設定が原因で発生します。数字入力時のフォント変更を防ぐためには、フォント設定やスタイルを確認し、適切に設定することが重要です。また、自動フォーマットの設定を無効にすることで、意図しない変更を防ぐことができます。これらの対策を講じることで、Wordでの作業がよりスムーズになります。


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