Fusionでスケッチの平面を原点からnミリ離れた地点に設定する方法

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Fusion 360でスケッチを作成する際、デフォルトではスケッチの平面が原点に基づいて設定されます。しかし、原点から指定した距離だけ離れた地点にスケッチ平面を設定したい場合もあります。この記事では、その方法を解説します。

1. スケッチの平面設定とは?

Fusion 360では、スケッチを作成するために平面を選択する必要があります。通常、スケッチは座標系の原点を基準に作成されますが、特定の位置にスケッチを配置したい場合は、平面の設定を変更することができます。

スケッチの平面は、XY、YZ、XZ平面などの基本的な平面を選ぶことができ、また、カスタム平面を作成することもできます。平面を自由に設定することで、より複雑なデザインを作成することが可能になります。

2. 原点からnミリ離れた地点にスケッチ平面を設定する方法

原点からnミリ離れた地点にスケッチの平面を設定するには、以下の手順を実行します。

  • ステップ1: 新しいスケッチを作成したい面または平面を選びます。
  • ステップ2: 3D空間内で「オフセット平面」を作成します。これにより、原点から指定した距離だけ離れた平面を作成することができます。
  • ステップ3: オフセット平面を作成した後、その平面を選択してスケッチを開始します。

「オフセット平面」は、スケッチを作成するための基準となる平面を原点から指定した距離だけ移動させる機能です。この方法を使うことで、原点からnミリ離れた場所でスケッチを開始することができます。

3. オフセット平面の活用例

オフセット平面を使用する場面は非常に多く、例えば、複数のパーツを組み合わせて設計する際に便利です。異なる高さや角度でスケッチを作成することで、より精密なデザインが可能になります。

例えば、機械部品を設計する際に、基準となる原点から特定の距離に平面を設定し、そこにスケッチを行うことで、部品の配置やモデリングが容易になります。この手法を使えば、部品間の干渉や取り付け位置を明確にすることができます。

4. その他の注意点

オフセット平面を作成する際には、いくつかの注意点があります。まず、オフセット平面を作成する距離が大きすぎると、スケッチの精度が低下する可能性があります。また、他の平面との位置関係を把握しながら設定することが重要です。

また、複数のオフセット平面を作成する場合、視覚的に分かりやすい名前をつけることで、後からの編集や調整がしやすくなります。平面の名前を整理して、混乱を防ぐようにしましょう。

5. まとめ

Fusion 360でスケッチの平面を原点からnミリ離れた地点に設定する方法は、オフセット平面を作成することで簡単に実現できます。オフセット平面を活用することで、複雑なデザインや精密な部品設計が可能になり、作業の効率も向上します。

これらの方法を活用して、より自由で精度の高いスケッチ作成を目指しましょう。Fusion 360のオフセット平面機能を理解し、使いこなすことで、より多様なデザインを実現できます。

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