DaVinci Resolveでカラーフィルターやカラーテンプレートを使って映像を編集していると、ある日突然テンプレートが表示されなくなることがあります。特に、「I.Still Tobacco」のようなスチルのカラーテンプレートが見当たらない場合、どのようにしてテンプレートを再表示させるかが問題になります。本記事では、この問題の解決策をわかりやすく解説します。
DaVinci Resolveのカラーテンプレートが表示されない原因
DaVinci Resolveでカラーテンプレートが表示されなくなる原因はさまざまですが、主に次のような理由が考えられます。
- テンプレートが保存されていない、または削除された。
- DaVinci Resolveの設定がリセットされている。
- PowerGradeの設定が正しくない。
- ソフトウェアのバージョンによる問題。
これらの原因を確認し、解決策を試すことで、再度テンプレートを利用できるようになります。
カラーテンプレートの確認方法
まず最初に、テンプレートが正しく保存されているか、または誤って削除されていないかを確認しましょう。DaVinci Resolveのカラータブで、左側にある「ギャラリー」セクションから、PowerGradeを表示することでカラーテンプレートを確認できます。
テンプレートが見つからない場合は、次の手順で再確認します。
- 「カラー」タブに移動し、左上にある「ギャラリー」をクリック。
- 「PowerGrade」セクションにスクロールダウンし、保存されているカラーテンプレートがリストアップされているか確認。
- 「I.Still Tobacco」などのテンプレートが表示されていない場合、他の場所に保存されていないか再確認します。
これでテンプレートが表示されるはずです。
PowerGradeの設定を確認する
PowerGradeセクションにテンプレートが表示されない場合、PowerGrade自体が正しく設定されていない可能性があります。PowerGradeは、DaVinci Resolveでのカラーグレーディングを保存する場所であり、正しく設定されていないとテンプレートが表示されません。
PowerGradeの設定を確認する手順は次の通りです。
- 「カラー」タブに移動し、「ギャラリー」を開きます。
- 「PowerGrade」セクションを選択し、右上の設定アイコンをクリック。
- 「Show PowerGrade」オプションが選択されていることを確認し、有効にします。
これにより、PowerGradeが正しく表示され、テンプレートも復元されるはずです。
バージョンの問題を確認する
DaVinci Resolveの新しいバージョンにアップデートした場合、テンプレートが表示されなくなることもあります。特に、ベータ版や更新中のバージョンでは一時的に不具合が発生することがあります。
この場合、以下の対処法を試すことをお勧めします。
- ソフトウェアを最新の安定版にアップデートする。
- 最新バージョンでも問題が解決しない場合は、一度ソフトウェアをアンインストールし、再インストールを行ってみてください。
これにより、バージョンの問題が解決され、テンプレートが再表示される可能性があります。
テンプレートを手動でインポートする
もしカラーテンプレートが見つからない場合、テンプレートを手動でインポートする方法もあります。DaVinci Resolveでは、別のプロジェクトや保存先からカラーテンプレートをインポートすることができます。
手動でインポートする手順は次の通りです。
- 「カラー」タブで「ギャラリー」を開きます。
- 右クリックして「インポート」オプションを選択します。
- 必要なテンプレートファイル(.drxファイルなど)を選んでインポートします。
これで、以前使用していたテンプレートを再び使うことができます。
まとめ
DaVinci Resolveでカラーテンプレートが見当たらない場合、まずはPowerGradeの設定やバージョンの確認を行い、それでも解決しない場合は手動でインポートする方法を試してみましょう。また、ソフトウェアのバージョンや設定が原因である場合もあるので、アップデートや再インストールを検討することが重要です。
これらの手順を試すことで、再度「I.Still Tobacco」などのテンプレートを利用できるようになり、スムーズにカラーフィルターを使いこなすことができるようになります。


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